オイシックス・ラ・大地が運営する保育園向け食材宅配サービスが保育業界におけるICTトップシェアのコドモン社と連携開始
安心・安全な農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社が運営する保育園への食材提供事業サービスは株式会社コドモンの提供する保育園をはじめとするこども施設向けICTシステム(※1)「CoDMON(コドモン)」と連携を開始する。この連携により、オイシックス・ラ・大地の保育園向け食材宅配サービスでの食材発注がコドモンの管理画面上においてワンクリックで可能となり、これまでオイシックス・ラ・大地が取り組んできた、保育園従事者の業務負担をより軽減することが期待される。
(※1)ICTシステム:「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションを指す。情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスの総称
保育園に従事する人の業務負担の課題は多く、多くの保育園にとって運営上の悩みになっている。今回のこの連携により、コドモン管理画面上で、食材発注がワンストップで可能になり、発注先の確保も可能になる。保育事業において業務負担の軽減や、人的リソースの確保が可能になることで、職業としての魅力の向上や離職率の改善も目指すことができる。保育事業全体としては、本来こどもに向き合う時間を確保でき、通園するこどもにとってもより良い環境を構築できる。また、給食の情報を、コドモンの保護者アプリ(※2)を通じて保護者へ情報共有ができる。食材発注と合わせてオイシックス・ラ・大地が提供する献立も連携でき、より業務の負担軽減につなげることが可能になるという。
導入は、2月17日より東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県において先行して開始し、順次全国に拡大する予定。
(※2)保護者アプリ:施設と保護者のコミュニケーションが簡単に行えるコドモン独自の保護者向けアプリ
オイシックス・ラ・大地とコドモンの連携
●オイシックス・ラ・大地の食材発注システムとコドモンのICTシステムの連携により保育従事者の業務負担を軽減
●保育従事者の業務負担軽減により、職業としての価値向上や離職率の改善
●食材宅配とICTシステムの連携による業務省力化により子供にとってより良い教育環境を構築できる
●オイシックス・ラ・大地の安心安全な食材をより多くの保育施設に提供でき、食育の推進につながる
有識者コメント
■東京家政学院大学 人間栄養学部 酒井治子(さかいはるこ)教授
「子どもが保育園でどんな風に過ごしどんな食事をしているのか」が気になる保護者向けのサービスを保育園でできるのはとても大きい。今回2社が連携することで、保育園で働く栄養士の発注業務の負荷軽減につながるだけでなく、安心安全な食材で作った給食を提供でき、かつその内容を保護者に伝えることができる=保護者支援にもつながると思うので今後のサービス展開にも期待している。
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