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東海理化×dotD | 自動車で培ったキーセキュリティ技術を強みに、デジタルキー事業を本格化

東海理化×dotD | 自動車で培ったキーセキュリティ技術を強みに、デジタルキー事業を本格化

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自動車関連事業を展開する株式会社東海理化と、新規事業開発を支援する株式会社dotDは、デジタルキー領域における戦略的協業に合意したことを発表した。

協業の概要

『クルマの鍵屋だからできた安心安全のデジタルキー』を事業コンセプトとし、東海理化のキーセキュリティ技術の実績、dotDが持つデジタルテクノロジーとソフトウェアビジネス化のノウハウを合わせて、様々なユースケースに対応するサービスを展開する。

主な特徴は以下の通りだ。

<共創するサービスの特徴>

■自動車で培ったキーセキュリティ技術を応用した高品質なデバイスの提供

■サービス事業者に対してデジタルキーサービスを提供するプラットフォーム型ビジネスモデルの構築

■ビッグデータ・AIなどの最新ソフトウェアテクノロジーの活用

初期の展開として、まずは自動車の鍵をデジタル化(レトロフィット※1、新規車両のいずれにも対応)し、クルマの所有者、ファミリーシェア、個人間カーシェア、法人向け社用車管理に向けたプラットフォームの提供を行う。

※1: レトロフィットとは、旧来の技術に新しいものを加えて新型にすること。ここでは既存のカギの仕組みを変えずに新しい仕組みを追加することによって、新しいテクノロジーに対応すること。


将来の構想としては、クルマのキーのみならず、店舗、倉庫、オフィス、ビル、駐車場、自転車、駐輪場、ロッカーなどの機器にも対応できるようにする。様々なシーンで活用されるデジタルキーにより、これらを利用するサービス事業者との連携をさらに深め、デジタルキーのユースケースを広げていくという。

提供するデバイス・ソリューション

(1) TOKAI RIKA Digitalkey API (※2)

サービス事業者の保有する自社サービスのサーバと連携し、鍵の予約や権限付与を自社サービス上で行うことを可能にするAPIを提供。サービス事業者のニーズに合わせて、柔軟にAPI連携を行うことができる。

※2: API=Application Programming Interfaceの略称で、プログラムを連携させる仕組みのこと。


(2) FREEKEYアプリ &  SDK (※3)

ユーザー向けの鍵管理アプリ「FREEKEY 」を開発。FREEKEY for CARは、クルマ向けスマートキーデバイス「BOXKEY」をクルマに設置することで、スマホからの解錠/施錠を可能にする。FREEKEY CONCEPTは、シェアオフィスや宅配ボックスに対応している。また、FREEKEY SDKも提供しているため、鍵操作機能をサービス事業者の自社サービスアプリにて実装することも可能だ。

※3: SDK=Software Development Kitの略称で、あるシステムに対応したソフトウェアを開発するために必要なプログラムや文書などをひとまとめにしたパッケージのこと。


(3) BOXKEY

クルマ向けスマートキーデバイス「BOXKEY」にクルマの物理鍵を内蔵することで、スマホで鍵の解錠/施錠操作を行うことができる。BLE(※4)通信のため、オフラインでの鍵操作も可能。現在、国内外約80種の鍵型に対応しており、対応可能車種は順次拡大中だ。

※4: BLE=Bluetooth Low Energy の略称で、電子機器などに使われる低消費電力の無線通信技術のこと。


(4) 組み込み型デジタルキーモジュール (※5)

ビルやオフィス、店舗、倉庫などのドアにモジュールを組み込み、スマホで解錠/施錠操作を行うことができる。店舗での置き配や、シェアオフィスで実証実験を進めているところだという。

※5: モジュール=メモリ、センサ、通信機能等を搭載させた部品のこと。


詳細については、「TOKAI RIKA Digitalkey」のWEBサイト(URL)より。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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