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【九州電力×QPS研究所】 「電力設備の実測データ」と「衛星の観測データ」の比較により、インフラ管理・防災対策へ

【九州電力×QPS研究所】 「電力設備の実測データ」と「衛星の観測データ」の比較により、インフラ管理・防災対策へ

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株式会社QPS研究所と九州電力株式会社は、衛星の観測データを活用した新たな事業を検討するため、2020年5月27日(水)に覚書を締結したと発表した。

協業の背景と内容

九州大学発のベンチャー企業で先進的な小型衛星の開発に取り組むQPS研究所は、今後、自社開発の衛星を打上げ、観測データを取得する予定だ。取得したデータを活用した新たな事業・サービスの展開を目指し、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共創型研究開発プログラム(J-SPARC)に参画している。

今回、J-SPARCにおいて、JAXAなどの衛星の観測データをQPS研究所が解析し、解析結果を九州電力が保有する電力設備の実測データと比較することで、その精度や費用対効果などを検証する。これをもとに、インフラ管理や災害時における被害状況の把握など、幅広い用途への適用を目指すという。両社は、これらの取り組みを通じ、新たな事業の創出を図ることで、九州の産業活性化に貢献していきたい考えだ。

株式会社QPS研究所について

株式会社QPS研究所は、九州の地に宇宙産業が根差すことを目指して、2005年に九州大学名誉教授の八坂哲雄氏と桜井晃氏に加え、三菱重工業株式会社のロケット開発者である舩越国弘氏により創業されたベンチャーだ。

国内外で衛星開発や宇宙ゴミ(スペースデブリ)への取り組みに携わってきた名誉教授陣の幅広い経験と、若手技術者・実業家の斬新なアイデアにより、宇宙関連事業を展開している。九州の地場企業(北部九州宇宙クラスター)とともに、人工衛星をはじめ、世界にインパクトを与える数々の宇宙技術開発を行っている点が特徴だ。

2017年には、36機の小型SAR衛星のコンステレーションによる準リアルタイムマップの実現に向けたプロジェクトによって、高い技術力と志が認められ、シリーズA投資ラウンドで九州最大規模となる総額23.5億円を調達した。また、経済産業省による「J-Startup」企業にも認定されている

J-SPARC(JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ)について

J-SPARCは、宇宙ビジネスを目指す民間事業者などとJAXAが共同で、事業コンセプトの検討や技術開発・実証などを行い、新しい事業を創出するプログラムだ。2018年5月から始動し、現在、約20プロジェクトが進んでいる。QPS研究所は、2020年2月26日より本プログラムに参画し、同社が開発している小型衛星の観測データを活用した事業・サービスなどを検討する「事業コンセプト共創」を開始している。

※関連リンク:プレスリリース

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