【不動産テックのHousmart×アルヒ】 自宅にいながら、住まい探し＋事前ローン審査を可能にするサービスを共同開発
不動産テックの株式会社Housmart（ハウスマート）と住宅ローンサービスを提供するアルヒ株式会社（アルヒ）は、2020年2月に業務提携契約を締結した。本業務提携により、2020年3月よりハウスマートが提供する不動産仲介会社向けSaaS「プロポクラウド」に、アルヒの「家探し前クイック事前審査Pro」機能を追加した。これにより、住宅購入検討者はローンの事前審査を、スマートフォンなどで気軽に受けることが可能になるという。
業務提携契約締結の背景
住宅購入は、検討から成約するまで6ヶ月〜2年と長期に渡ることが多く、時間を要する。しかし、いざ、購入したいと思える住宅に出会えても、住宅ローン審査に通らないケースや借入可能金額が低くなるケースも発生している。このような場合、住宅を購入することができなくなり、検討に費やしていた時間が無駄になってしまう。また、お金に関することは、営業担当者はもちろん、家族にも話しづらいものだ。さらに、お金のことは「住宅が決まってから」と後回しにしてしまいがちでもある。
これは、長期に渡り顧客に情報提供やお問い合わせ対応など、コミュニケーションを取り続けてきた不動産仲介会社にとっても大きなダメージだという。このような事象が発生していることを受け、より気軽に住宅ローンの事前審査を受けてもらえるよう、両社は新たなサービスの開発に乗り出したという。
業務提携がもたらす効果
ハウスマートが提供する不動産仲介会社向けSaaS「プロポクラウド」は、営業担当者に代わって顧客の希望条件に合う中古マンションをメールで提案する営業支援ツールだ。そこに最短1分で借入可能額がわかる「家探し前クイック事前審査」を搭載することで、顧客は住宅を探しながら、最短1分(※1)で自身の借入可能額などを知ることができる。なお、オンラインサービスなので自宅にいながら完結できるという。
事前審査の申し込みに必要な情報は、氏名、年齢、勤務先会社、前年度年収、今回の住宅取得以外の借入の月々返済額、借り入れ希望額などだ。なお、これらの情報を不動産仲介会社と同時に共有することができるため(※2)、営業担当者のより効率的な顧客フォローが実現するという。
※1： 審査結果の最短1分回答は、9:00～20:30(年末年始を除く）に申込みを完了した場合に限り可能。
※2： 申込情報や審査結果等を担当へ共有することに同意した顧客の情報のみを共有する。
※関連リンク：プレスリリース
（eiicon編集部）
