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ピクシーダストテクノロジーズ×東北大学 | 新たな技術移転スキームによる共同研究の基本契約を締結

ピクシーダストテクノロジーズ×東北大学 | 新たな技術移転スキームによる共同研究の基本契約を締結

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落合陽一氏が率いるピクシーダストテクノロジーズ株式会社と国立大学法人東北大学は、東北大学発の先端テクノロジーを社会課題解決に繋げていくことを目指し、新たな技術移転スキームによる共同研究の基本契約を締結したと発表した。

基本契約締結の背景と内容

大学の研究成果を事業化する際には、特許出願やノウハウ秘匿など知財面のケアが重要だ。加えて、大学と企業の共同研究においては、発明をはじめ研究成果に関する権利交渉や契約条項の調整、両当事者における意思決定手続きなどの煩雑な作業に時間がかかってしまうといった事態がしばしば生じる。

そこで本共同研究においては、東北大学の技術シーズを連続的かつスピーディに利用できるよう、共同研究成果及びその知的財産の100%をピクシーダストテクノロジーズに予約承継する新たな技術移転スキームを構築する。これにより、共同研究実施における権利交渉や意思決定手続きの円滑化・迅速化を可能とする。

今後は、東北大学のハード系先端技術とピクシーダストテクノロジーズのソフトウェア技術を掛け合わせ、社会課題解決につながる「空間情報化」技術を開発していく。新たなスキームを取り入れた共同研究により、東北大学で研究された技術シーズを、同社がスピード感をもって地方自治体や企業と連携して社会実装することで、様々な社会課題の解決を目指していくという。

<国立大学法人 東北大学について>

1907年の建学以来、「研究第一」、「門戸開放」、「実学尊重」の理念のもと、多くの指導的人材を輩出し、世界的に卓越した研究成果をもって人類の知の地平を拡大し、さらには未来社会へ向けた変革・イノベーションを先導してきた。2017年6月には、世界最高水準の教育研究活動の展開が見込まれる「指定国立大学法人」の最初の三校に指定された。2018年11月に策定した「ビジョン2030」では、教育・研究・社会連携の好循環を実現し、社会とともに成長する大学として、最先端の創造と大変革への挑戦を表明している。

 

<ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について>

ピクシーダストテクノロジーズは、筑波大学准教授の落合陽一氏によって2017年に設立されたベンチャー企業だ。「人類と計算機の共生ソフトウェア基盤を構築する」を経営理念として、独自の「HAGEN 波源」(波動制御技術)をベースに同社ならではの製品を開発している。また、顧客課題に根差したソリューションを共同開発する空間開発型事業「KOTOWARI 理」を展開する。これらの取り組みのなかで、アカデミアで産まれた知の連続的な社会実装を目指す。

現在、開発中の製品には、特定の人の耳元など空間の任意の位置に音を届ける焦点スピーカーや、介護施設向けの自動運転車いすなどがあり、大学発のテクノロジーで地方自治体や企業、障がい者の方などが抱える課題を解決すべく、視覚・聴覚・触覚領域の製品・サービスの開発に取り組んでいる。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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