近畿日本ツーリスト首都圏×JAL×早稲田EHA×3eee|「介護予防ツアー」を実施、旅をリハビリの原動力に
株式会社近畿日本ツーリスト首都圏、日本航空株式会社(JAL)、株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団(早稲田EHA)(※1)、株式会社3eee(スリー ※2) の4社は、高齢者向けの介護予防ツアーを企画したことを発表した。背景にあるのは、軽度の介護認定を受け介護予防に取り組む高齢者に、快適な旅をいつまでも続けてもらいたいとの思いだという。
※1: 早稲田エルダリーヘルス事業団は、介護予防を目的として2004年に事業を開始。高齢者の健康をサポートするフィットネスジムのようなデイサービス「早稲田イーライフ」を全国122拠点に展開する。
※2: 株式会社3eeeは、地域一体となった高齢者や障がい者の「在宅生活」を支える取り組みを地域の大規模多機能モデル「まちつくミライ(R)」戦略を掲げ、通所介護事業、居宅介護支援事業、障がい児通所支援事業、共同生活援助事業などにおいて、全国に160事業所を展開する。
共同企画の背景
昨年、JALと早稲田EHAの2社が企画・運営を行った「介護予防チャーター」では、旅に出ることを躊躇している高齢者とそれを支える家族に、「旅の楽しさ・素晴らしさ」を実感してもらうことができた。今回は昨年の企画を発展させる形で、早稲田EHAが運営する介護予防特化型デイサービス「早稲田イーライフ」の利用者に加え、3eeeのデイサービスの利用者にも北海道から参加してもらう。これにより、異なる地域で介護予防に取り組む人たちの新しい出会いを広げることにつなげる。
また今回は、長年のユニバーサルツーリズムの知見をもった近畿日本ツーリストが加わり、介護予防につながる「チャレンジプログラム」も用意。加えて、今回も早稲田EHAと3eeeのスタッフや看護師が同行するため、旅先では利用者の運動レベルを考慮した歩行ペース、さらには体温や血圧等のバイタル管理を行いながら、安心して旅行を楽しむことができるという。
ツアー概要
■日程: 2019年11月25日(月)~27日(水) 3日間
■宿泊先: ダイヤモンド有馬温泉ソサイエティ本館 (兵庫県、神戸市)
■対象: 「早稲田イーライフ」、3eeeの施設をご利用の軽度の介護認定を受けているお客さま
■共同企画のポイント
(1)新たな取り組みとして、ウォーキングで観光ルートをめぐることができるチャレンジプログラムを、お客さまの運動機能や体力にあわせてご提案
<「チャレンジプログラム」概要>
ご希望のお客さまを対象に、2日目は京都の景勝地「天橋立」をめぐるルート、3日目は兵庫県・姫路城を地元ガイドと共に大手門から備前丸までをめぐるルートをそれぞれご用意
※お客さまの体力や運動機能に応じて観光ルートの変更も可能
(2)旅行に対する不安を解消するよう各社デイサービスのスタッフが同行
(3)早稲田大学スポーツ科学学術院 荒木先生によるエクササイズを実施
(4)空港係員と客室乗務員がお客さまのスムーズなご搭乗に向けたお手伝いを実施
近畿日本ツーリスト、JAL、早稲田EHA、3eeeの4社は、高齢者が元気で健康的に豊かな生活を送ることができる社会の実現に向け、これからも取り組みを推進していくという。
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)