ウフル×相撲協会×キリン|大相撲九州場所にてスタジアム・アリーナ向けソリューション「売り子―ル」のテスト導入を実施
株式会社ウフルと公益財団法人日本相撲協会、キリンホールディングス株式会社は、共同で2019年11月10日(日)より福岡国際センターで開催される「大相撲九州場所」にて、スポーツ×IoT事業で開発したスタジアム・アリーナ向けソリューション「売り子―ル」をテスト導入することとなった。
従来、大相撲の場所では、相撲案内所の「お茶子」が、来場者を座席まで案内したり、飲物や食事を座席まで届けてくれる「お茶屋サービス」が存在する。(※東京・大阪・名古屋場所のみ)
今回、九州場所での新たな取り組みとして、伝統ある「お茶屋サービス」を、デジタル手法を介して実現するために「売り子―ル」を大相撲九州場所にテスト導入することになった。
▲注文カードイメージ
大相撲九州場所 実施概要
<日程>2019年11月10日(日) 〜24日(日)福岡国際センター
<対象時間>11:00〜17:00まで
<導入エリア>マスA席、マスB席
<企画>
導入エリアを対象として、「売り子―ル」を利用し、キリンビールの「キリン一番搾り」やお弁当などの食べ物を、席まで係員がデリバリーする。
なお、システム障害が発生した際には中止となる可能性がある。
▲会場の座席表
売り子―ルについて
売り子―ルはスタジアム・アリーナでのスポーツ観戦中に、スマートフォンから好きな商品を注文し、座席までデリバリーをしてもらうことができるシステム。
メニューにはビールをはじめとした飲み物だけでなく、食べ物やグッズをラインナップすることが可能。アプリダウンロード、会員登録、座席番号入力が不要というユーザビリティを最大限考慮した仕様となっており、誰でも簡単に注文できるため、売上およびホスピタリティの向上が狙えるという。
同システムは、2018年からテスト展開を開始し、これまでにサッカーや野球の試合においても展開してきた。利用者からは、いままで売店に行かないと購入できなかった飲食物がデリバリーされる便利さと、注文操作の簡便さが大変好評という。
今回の大相撲九州場所では、利用者がお茶屋サービスを楽しめるように、公益財団法人日本相撲協会、キリンホールディングス株式会社、株式会社ウフルの共同により、大相撲の観客に合わせたサービスのカスタマイズを行った。
売り子―ルは、スタジアム・アリーナだけではなくビアガーデンやフードコート、ホテル、特急電車などのサービス提供にも応用可能という。
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(eiicon編集部)