NEDO×徳島大学|起業家支援に関する相互協力の覚書を締結
NEDOと徳島大学は、7月31日、徳島大学発ベンチャーの創出に向けた支援やベンチャー支援人材の育成などで、相互協力することに合意し、起業家支援に係る相互協力の覚書を締結した。
同覚書を通じて、NEDOと徳島大学は、ビジネスプランコンテストなどを通じた大学発ベンチャーの創出に関する取り組みのほか、ベンチャー支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成などを実施していく予定という。
今後、NEDOと徳島大学は、徳島大学発ベンチャーの創出やオープンイノベーションの推進を通じて、研究開発型ベンチャーが次々と誕生し成功事例を積み重ねていくベンチャーエコシステムのさらなる裾野拡大や、イノベーション創出環境の整備に貢献していく。
■概要
国内の産業技術のイノベーションにおいて、シーズとなる技術を有する大学の存在がさらに注目される中、その知的財産や研究開発成果の社会実装の手段として、大学発ベンチャーの創出・育成が重要視されている。
こうした背景から、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、大学発ベンチャーや起業家支援を積極的に行っている大学と、起業家支援に関する相互協力の覚書を順次締結し、その研究開発成果の社会実装に向けて、大学発ベンチャーへの支援を行っている。
今般、NEDOと国立大学法人徳島大学は、徳島大学発ベンチャーの創出に向けた支援やベンチャー支援人材の育成など、起業家支援に係る相互協力の覚書を、締結した。
同覚書は、起業家支援の相互協力に関するNEDOと大学との覚書として、国立大学法人山口大学、国立大学法人山形大学、などに続き10例目となる。NEDOと徳島大学は、ビジネスプランコンテストなどを通じた大学発ベンチャーの創出に関する取り組みのほか、ベンチャー支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成などを実施していく予定。
今後、NEDOと徳島大学は、徳島大学発ベンチャーの創出やオープンイノベーションの推進を通じて、研究開発型ベンチャーが次々と誕生し成功事例を積み重ねていくベンチャーエコシステムのさらなる裾野拡大や、イノベーション創出環境の整備に貢献していくという。
■覚書の内容
【1】大学発ベンチャー創出に向けた活動の活性化
徳島大学が実施する大学発ベンチャー創出に向けたビジネスプランコンテストなどについて、NEDOが実施する「NEDO Technology Commercialization Program(TCP)※1」と連携して、徳島大学発ベンチャーの創出に向けた支援を行う。
【2】研究開発型ベンチャーのための伴走支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成
NEDOが実施する高度専門支援人材育成プログラム「NEDO Technology Startup Supporters Academy(SSA)」※2やオープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)※3の活動において、徳島大学のベンチャー創出現場から優先的に人材を受け入れ、研究開発型ベンチャーのための伴走支援人材やオープンイノベーション推進人材を育成する。
【3】NEDO委嘱カタライザーの派遣
徳島大学発ベンチャーや企業化を目指す相談案件に対し、NEDO委嘱カタライザー※4を無料で派遣する。
※1 NEDO Technology Commercialization Program(TCP)
技術を基に起業して事業を大きく拡大させたいと考えている起業家、起業家予備群、起業意識のある研究者などを支援するためのプログラム。
※2 高度専門支援人材育成プログラム「NEDO Technology Startup Supporters Academy(SSA)」
国内のベンチャーエコシステムを下支えするための公益的視点と、広い知見や高い専門性を持って研究開発型ベンチャーの成長を伴走支援できる人材を育成するプログラム。
※3 オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)
大企業やベンチャー企業の積極的なマッチング機会やピッチイベント、ワークショップなどの開催を通じて、国内のオープンイノベーションの発展や活性化を目指す民間団体。
※4 NEDO委嘱カタライザー
NEDOが委嘱したベンチャー支援経験の豊富な有識者。
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(eiicon編集部)