キッチハイク×静岡県南伊豆町 | 関係人口創出および「ふるさと食体験」の相互推進に関する連携協定を締結
「ふるさと食体験」を展開する食コミュニティ「キッチハイク」を運営する株式会社キッチハイクは、2020年12月25日に南伊豆町の農林水産物や生産者・暮らしの魅力と、キッチハイクが企画運営するオンラインイベント×食コミュニティを軸にした「ふるさと食体験」事業をかけあわせ、連携・協力し、南伊豆町の関係人口創出と、「ふるさと食体験」事業を相互に推進することを目的として、連携協定を締結した。
今回の締結により、2020年5月より開始した南伊豆町との連携をさらに発展させ、「食と文化と交流」をテーマに、地域活性や地域誘客に貢献する。
▲オンラインで行われた調印式。これまでオンラインイベントに登場した南伊豆町の生産者や料理人、地域おこし協力隊と、イベントに関わった南伊豆町のファンが見守るなか、協定が締結された。
連携協定締結の背景
昨今、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様な形で関わる「関係人口」が注目を集めている。
コロナ禍で急速に進んだテレワーク化を背景にワーケーションや他拠点生活への関心が高まり、都市生活者にとって地域との接点づくりの機運が高まる一方で、コロナ時代にも対応でき、かつ効果が見込める関係人口創出の手法が確立されているわけではない。
キッチハイクは南伊豆町と共同で2020年5月より10回を超えるオンライン食体験イベントを開催し、南伊豆町の食や暮らしの魅力を伝えている。
中でも、生きた伊勢海老を届け、漁師にオンラインで教わりながらさばくワークショップは子供向けの食育にもなると好評で、毎回キャンセル待ちが出る大人気のイベント。
また、イベントで人気を博した地域のレストランの看板メニューをEC商品化しキッチハイクサイトで販売したり、「南伊豆町祭り」と題した特設サイトを制作し魅力発信を行ったりと、オンラインイベントのみに留まらない取り組みで地域のファン化・関係人口創出に一定の手応えを得たという。
キッチハイクと南伊豆町は、本年より始まったこうした試みを加速させ、関係人口創出においてさらに高い効果を出すために、協定を結ぶ運びとなった。
「ふるさと食体験」とは
「ふるさと食体験」は、食と文化と交流を通して、関係人口と地域価値を創造する事業。オンラインと食コミュニティを活用して、その地域ならではの魅力を掘り起こし、地域内外が豊かにつながる新しい関係性をつくる。2017年2月より地方自治体との取組みをスタートしたが、2020年12月より「ふるさと食体験」として、機能及び運営体制を強化し、新たに事業化を進めていくという。
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