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「いちかわ未来創造会議」(千葉県市川市)が、「健康なまちづくり」をテーマにスタートアップ・研究者に実証フィールドを提供

「いちかわ未来創造会議」(千葉県市川市)が、「健康なまちづくり」をテーマにスタートアップ・研究者に実証フィールドを提供

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「いちかわ未来創造会議」および市川市は、7月2日(火)に市川市 仮本庁舎にて「いちかわ未来創造会議」新プロジェクトに関する記者会見を行い、市川市長の村越祐民(むらこしひろたみ)氏より、新プロジェクト「ICHIKAWA COMPANY」とプロジェクトのロゴマークを発表した。

「いちかわ未来創造会議」は産学官の連携を通じ、先進的技術や斬新な発想に基づく既存技術の組み合わせなどの活用により、便利で暮らしやすいまちの実現を図ることを目的に、市川市が今年4月11日に設置した組織体。

「ICHIKAWA COMPANY」のプロジェクト名は「都市の課題解決を図る市川市民のための仮想会社」という意味に由来し、市川市民、専門性を有する民間パートナー、行政が一体となって、先進的な取り組みを継続的に生み出し、生活満足度の向上と市民の誇りの醸成を目指す。

市長は「市川市は、自前主義ではなく、外からの新しい力を取り入れたオープンイノベーションを行っていく。市民の皆さまや市外の方々、あるいは市川市で新しい技術を試してみたいという企業に参加をしていただきたい。都市課題の解決を市川市で実践することで、世界の都市へ拡げていき、世界中に市川の存在を知っていただきたい。」と述べた。

■「ICHIKAWA COMPANY」プロジェクトロゴ

市川の「市」の文字が浮かび上がったような形をした、仮想会社「ICHIKAWA COMPANY」のオフィスをイメージ。企業、有識者、市民の三者の入口があり、これらが化学反応を起こすことで、課題がスピーディーに解決されていくイメージを視覚化したという。

■「ICHIKAWA COMPANY」の8つの目標

「ICHIKAWA COMPANY」は市民の豊かな都市生活の実現に向けて、以下の8つの目標を掲げる。

①都市生活をスマートにしよう。

IT技術を活用して、市民と行政のスムーズな接点づくりや、都市生活の快適性を高めていく施策に取り組んでいく。

②シェアリングで発想しよう。

都市環境の中で生じるロスやスペースなどの「スキマ」を有効活用することで、都市生活の質の向上を目指していく。

③健康な毎日を送ろう。

市民の健康生活をより良くするために、健康データの活用や健康プログラムの実践など、先進的な取り組みを行っていく。

④子どもの創造力を豊かにしよう。

子育て環境の向上と、未来を担う子どもたちの創造性を育む取り組みを行っていく。

⑤これからの働き方を実践しよう。

働く人々の意識やスタイルが変わるなかで、これからのワークスタイルに沿ったサービスを提供していく。

⑥自然を暮らしに取り入れよう。

市川市を取り巻く豊かな自然と共存する都市生活のあり方を提案していく。

⑦多様性ある文化をつくろう。

市川市内在住のさまざまな国籍の方々との交流を通じて、多様性を楽しめる文化を創造していく。

⑧市川への愛と誇りを育てよう。

住むだけの都市生活ではなく、市川らしさを市民の方々と共に育んでいけるような取り組みを行っていく。

■「ICHIKAWA COMPANY」の8つの目標の実現に向けた今後の取り組み

①「フードロス削減コミュニティ」の形成

IT技術(情報システムのマッチング機能)を活用してIDを発行し、余剰食材を贈与循環させる「フードロス削減コミュニティ・ユニット」を立ち上げる。例えば、食品を贈与したい住民同士や住民と企業とをマッチングし、余剰食材の贈与循環を最適化することで、フードロスの削減を目指す。

②「人材ブースター」の形成

産学官との連携により、起業家を創出するための人材育成に必要な情報基盤である「人材ブースター」の構築を進める。例えば、効果的に相互資源の情報共有を行うことで、若手の起業家を生み出す土壌の醸成を目指す。

③「いちかわクルー」の実現

ふるさと納税利用者など、市川市に興味を持つ市外の住民にIDを付与し、継続的に多様な形で関わる「関係人口」の増加に努める。例えば、関係人口を「いちかわクルー」と称し、イベントや催し物での体験などの特典を付与するといった、参加者同士の交流を促進する。

■社会実証実験の実施 〜今年度のテーマは「健康なまちづくり」〜

「ICHIKAWA COMPANY」が掲げる8つの目標に挑むスタートアップ・研究者に実証フィールドを提供し、科学・技術の社会実装とさらなる発展を目指すことで、地域が抱える課題を解決し、地域住民にとって便利で暮らしやすいまちの実現を図る。今年度の募集テーマは「健康なまちづくり」。

【今後のスケジュール】

2019年7月2日 実証実験のエントリー受付開始

2019年8月23日 採択者の決定

2019年9月〜2020年2月 実証実験の実施

2020年3月21日 実証実験の成果報告会

※募集要項の詳細は社会実証実験に関するホームページ(URL:http://ichikawa-poc.com)を参照。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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