渋川市やヤマト運輸等が連携、群馬県初の「手ぶら観光サービス」の実証実験をスタート
渋川市、一般社団法人渋川伊香保温泉観光協会、関越交通株式会社、ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社は、2019年5月17日(金)より、観光客の手荷物を渋川駅前から伊香保温泉の各旅館に当日中に配送する「手ぶら観光サービス」を開始することを発表した。
背景
群馬県渋川市は、美術館やアミューズメント施設が多く、周遊観光の人気が高まっている。また、渋川市を代表する伊香保温泉は、365段の石段を中心に広がる街並みが有名な湯治場として、国内外問わず多くの観光客で賑わう。
これまで、多くの観光客は大きな手荷物を携えたまま移動することが多く、身動きがとりづらいために十分に観光を楽しめず、周遊観光や伊香保温泉街での観光時間が短くなってしまうなどの課題があった。
このたび4者が連携し、関越交通の路線バスを活用した「客貨混載」による渋川駅から伊香保温泉の宿泊施設へ手荷物の当日配送を開始し、観光客の手ぶらで快適な旅を実現するという。
サービス概要
(1)実証実験期間
2019年5月17日(金)~2020年1月31日(金)
(2)サービスの流れ
[1]渋川駅前にある「渋川駅前プラザ」で14時00分まで預けた手荷物を、ヤマト運輸のセールスドライバーが関越交通の路線バスに積み込む。
[2]渋川駅を出発した路線バスは、通常通り乗客を乗せて運行しながら、伊香保温泉停留所に向かう。(客貨混載)
[3]伊香保温泉停留所でセールスドライバーが路線バスから集配車へ手荷物を積み替え、各宿泊施設に16時30分までに届ける。
(3)利用料金
手荷物1個につき500円。
※渋川市が運賃の一部を負担することで、一律料金で提供する。
※手荷物の大きさは、縦・横・高さの合計160㎝、重量25㎏までの手荷物が対象となる。
合同記者発表について
5月13日(月)14時より、渋川市役所において、共同記者会が行われた。
今後について
渋川市、渋川伊香保温泉観光協会、関越交通、ヤマト運輸は今回の実証実験の結果をふまえ、今後増加する訪日外国人を含む多くの利用者に、より便利で快適な観光を楽しむための取り組みを検討していくという。
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)