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東大発のBionicM、シリーズBで7.1億円を調達――パワード義足「ASISTA」の米国展開を加速

東大発のBionicM、シリーズBで7.1億円を調達――パワード義足「ASISTA」の米国展開を加速

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東京大学発のスタートアップ・BionicM株式会社は、事前に実施したJ-KISS型新株予約権を含むシリーズBラウンドの1st Closingとして、総額7.1億円の資金調達を完了した。エクイティと助成金を含む総調達額は25.8億円となる。

今回のラウンドには、B Dash Ventures株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社のほか、海外投資家や個人投資家が参画。調達資金は、2027年に米国市場への投入を予定する次世代パワード義足「ASISTA(アシスタ)」の生産体制や、米国でのマーケティング・セールス基盤の強化に活用する。

ヒューマノイド・ロボティクス技術をパワード義足に応用

BionicMは、東京大学での研究成果をもとに2018年に設立されたスタートアップ。「Powering Mobility for All(すべての人に移動の力を)」をミッションに、ヒューマノイド・ロボティクス技術を応用したパワード義足の開発・販売を手掛けている。

主力製品の動力アシスト付きパワード義足「Bio Leg」は、米国FDAのクラスII医療機器登録や医療保険適用の承認を取得。2024年には米国拠点を設立し、現地での販売体制の構築を進めてきた。2026年には「大学発ベンチャー表彰 経済産業大臣賞」を受賞している。

同社によると、米国では糖尿病患者の増加や義足利用者の高齢化などを背景に、身体を支える従来型の義足だけでなく、利用者の動きをアシストするパワード義足へのニーズが高まりつつある。

一方、パワード義足の技術を商用化できている企業は、BionicMを含め世界でも3社に限られるという。同社は米国での事業基盤をさらに強化し、パワーアシスト機能を備えた義足の普及を目指す。

新製品「ASISTA」を2027年に米国市場へ

今回の資金調達で事業拡大を図る「ASISTA」は、独自のロボティクス・アクチュエーション技術と制御アルゴリズムを活用した次世代のパワード義足だ。

米国のMicro Processor Knee(マイコン制御膝継手:MPK)市場において、電気機械式の仕組みによる「屈曲・伸展アシスト機能」を搭載。従来の一般的なMPKがブレーキによる受動的な制御を中心としていたのに対し、膝の曲げと伸ばしの双方を能動的にアシストする。

これにより、平地歩行だけでなく、階段や坂道の昇降、立ち座りなどの動作において、利用者の身体的な負担を軽減し、より自然な動きを支援することを目指す。

BionicMは今回調達した資金を活用し、「ASISTA」の量産に向けた生産体制を整えるとともに、米国におけるマーケティング・セールス基盤を強化する。

東京大学発のロボティクス技術を基盤に、研究開発から医療機器としての実用化、さらに米国市場での事業拡大へとフェーズを進め、パワード義足のグローバルな普及を目指すとしている。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部)

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