Smolt、約2億円の資金調達を実施――高温耐性サクラマスと「つきみいくら®」の生産拠点を全国へ拡大
水産養殖技術の開発やサクラマスの完全養殖を手がける株式会社Smoltは、プレシリーズAエクステンションラウンドにおいて、mintをリード投資家とし、サムライインキュベート、ANOBAKA、ちゅうぎんキャピタルパートナーズを引受先とした第三者割当増資により、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表した。
資金調達の背景と目的:海水温上昇と天然資源減少に対する課題解決
日本近海の年平均海面水温の上昇や天然サケの来遊数激減など、冷水性魚種の養殖・漁獲を取り巻く環境は急速に悪化している。
Smoltは宮崎大学発のスタートアップとして、自社開発した「高温耐性サクラマス」の種苗供給や独自ブランド「つきみいくら®」の展開、地方の水産事業者とのパートナーシップによる生産体制の構築に取り組んできた。
今回の資金調達を通じて、同社が強みとする独自の育種技術および生産ノウハウをベースに、全国の既存養殖施設や事業会社の新規参入と連携した生産拠点の整備・拡大を一層加速させる。
主な取り組みと今後の展開
・生産体制およびパートナーシップの拡大: 全国の内水面養殖事業者や自治体、新規参入を目指す事業者との連携を強化し、全国各地での高温耐性サクラマスおよび「つきみいくら®」の生産規模を拡大する。
・次世代型養殖システムの確立: 育種技術と最新のろ過・水質管理技術などを組み合わせ、高品質かつ生産性の高いサーモン陸上養殖・海面養殖モデルの社会実装を推進する。
同社は各地のパートナー事業者とともに高品質な水産物を創出することで、持続可能な水産業の実現と地域経済の活性化に貢献していく方針だ。
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(TOMORUBA編集部)