HashPortとローソン、コンビニ店舗でのステーブルコイン決済実証実験を実施——POSシステム連携やガスレス決済に成功
株式会社HashPortは、2026年8月6日に「ローソン高輪ゲートウェイシティ店」において、日本初となるステーブルコインによるコンビニ店頭決済の実証実験を実施した。
ユーザー向けのノンカストディアル型ウォレット「HashPort Wallet」と、店舗向けの決済サービス「HashPort Wallet for Biz」を用い、通常利用されているコンビニのPOSシステムと連動させたステーブルコイン決済に日本で初めて成功した。また、利用者の手数料負担を発生させない「ガスレス」によるステーブルコイン決済の事例としても国内初となる。
※上画像:ステーブルコイン決済の実証実験に参加した各社関係者。写真左から、キャナルペイメントサービス株式会社 代表取締役社長 清水亮佑氏、JPYC株式会社 代表取締役 岡部典孝氏、株式会社HashPort 代表取締役CEO 吉田世博氏、株式会社ローソン 金融カンパニー 兼 マーケティング戦略本部 部長 田村太郎氏
実証実験の概要と検証内容
本実証実験では、決済用暗号資産として日本円ステーブルコイン「JPYC」が使用された。店舗側が個別にウォレットを開設・管理することなく、既存のPOSに組み込まれた「HashPort Wallet for Biz」を介して店頭での決済処理を完結させる構成が採用されている。
実証においては以下の項目を中心に検証が行われた。
・POSシステムとの連携要件および整合性
・レジにおけるオペレーションの実現可能性
・決済完了までに要する時間の計測
・ウォレットの操作性・ユーザー体験(UX)
▲本実証において、HashPort Walletに表示されたJPYC決済用バーコードを、ローソンのPOSで読み取る様子
今後の展開と活用領域の拡大
ステーブルコインは発行・流通環境の整備が進んでおり、既存のデジタル決済における手数料構造や入金サイクルの改善に資するソリューションとして注目を集めている。
HashPortは今後、「HashPort Wallet for Biz」にマルチウォレット機能やプライバシー決済機能を順次追加する計画だ。飲食・小売・サービス業への普及を進めるほか、直近では関東の歯科医院2院にて医療機関向け決済としての試験的導入を開始し、実店舗における幅広い決済手段としての展開を目指す。
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(TOMORUBA編集部)