補助金支援のDXを通じた経営支援サービスを運営するStayway、シリーズBラウンドで2.5億円の資金調達を実施
補助金支援のDXを通じた経営支援サービス「補助金クラウド」「前ほじょくん(補助金債権の早期資金化)」を運営する株式会社Staywayは、シリーズBラウンドにて、エクイティやベンチャーデットなど多様なファイナンス手段を用いて2.5億円の資金調達を実施したことを発表した。
本資金調達を皮切りに、従来の補助金DXによる経営支援サービスをさらに拡張し、新たな事業戦略として中小企業のデータプラットフォーム構想を推進。合わせて、新たな成長フェーズに向けた体制強化として、採用活動の強化を進めていく。
資金調達の概要
今回、新たな事業戦略である中堅・中小企業のデータプラットフォーム構想の推進に向け、総額2.5億円の資金調達を実施した。地域の中堅・中小企業の経営支援に向けて、全国的に店舗網を有する金融機関との連携を重視し、資金調達を実施した。
今回の資金調達における参画企業や借入先は下記の通り。
・日本ベンチャーキャピタルが運営するNVCC9号投資事業有限責任組合(株式)
・みずほキャピタルが運営するみずほ成長支援第5号投資事業有限責任組合(株式)
・東大創業者の会ファンド(株式)
・さくらインターネット田中社長(株式)
・日本政策金融公庫(新株予約権付融資)
資金調達の実施背景について
補助金クラウドは、2022年10月の金融機関への正式提供以降、中堅・中小企業が抱える補助金申請にまつわる課題の解消に努めてきた。補助金は中堅・中小企業の資金繰りに大きなメリットがある一方で、情報量が多く申請が煩雑である特性上、採択されるには相当なリソースとノウハウが求められる。そのため、中堅・中小企業の経営を支援する士業事務所や金融機関とのアライアンス強化を推進し、補助金の構造的に抱える課題を解決することで、あらゆる中堅・中小企業が補助金を通じて公平に成長機会を持てる社会の実現を目指してきた。
実際に、2023年9月には、生成AIで補助金申請書類を作成する「補助金食クラウドPowered by GPT-4」、同年11月には、補助金のファクタリングサービス「前ほじょくん」の正式提供を開始。また、2023年3月の本社移転をはじめ、全国に4箇所の拠点を開設し、より多くの地域企業を支援するための体制を拡充してきた。補助金クラウドの正式提供から2年弱で、地域金融機関35行への導入及び提携、地方拠点の拡大など、全国の中堅・中小企業の経営課題を解決するための支援体制は着実に強化している。
そのような中、新たな事業戦略として、中堅・中小企業の経営支援のためのデータプラットフォームの構築を策定。新たな事業戦略の実現のため、従来の補助金DXによる経営支援サービスの更なる拡張、採用強化をはじめとした支援体制の強化を目的に、資金調達を実施することとなった。
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