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腸内細菌叢検査サービスを提供するサイキンソー、キリンのCVCファンドから資金調達を実施

腸内細菌叢検査サービスを提供するサイキンソー、キリンのCVCファンドから資金調達を実施

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サイキンソーは、キリンホールディングスが独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレインと共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタルファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」を通じて、2023年12月に資金調達を実施した。サイキンソーとキリンは、業務提携にも合意し、国内における腸内細菌事業の拡大加速を目指すという。

サイキンソーは、「細菌叢で人々を健康に」を理念に掲げ、腸内細菌叢検査サービス「マイキンソー」を展開している。国内最大規模の検査実績を有しており、菌叢データベースを活用して様々なビジネスを展開している。

キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」を策定し、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる」ことを目指しており、その実現に向けて、人々の健康に貢献していく「ヘルスサイエンス領域」の立ち上げ・育成を進めている。ヘルスサイエンス事業における新しい取り組みとして腸内細菌事業を展開しており、2023年7月には腸内細菌検査サービス「MicroBio Me」の本格展開を開始している。

人間の腸の中には多種多様な腸内細菌が存在しており、その種類や数が人によって大きく異なることから、この違いがさまざまな疾患や健康課題に関係することが近年明らかとなり、腸内細菌に関する事業は国内のみならず世界でも注目を集めている。今回の調達を契機に、サイキンソーの腸内細菌叢検査におけるノウハウと顧客基盤、キリンが持つブランド・営業力・マーケティング力を掛け合わせることで、国内の腸内細菌事業の市場拡大を目指すという。具体的には、2023年12月より、両社のネットワークを活用した営業部門での連携を開始している。

両社の検査サービスが持つ異なる提供価値を活かし、腸内細菌に関する幅広い顧客のニーズを実現することも可能である。サイキンソー、ならびにキリンは、腸内細菌検査がより身近な健康習慣の一つとなるよう取り組みを進め、顧客の健康な毎日に貢献していきたいという。

キリンの腸内細菌検査「MicroBio Me」について

「MicroBio Me」は、高精度解析技術を使い、腸内細菌を最小単位である菌株レベルまで精緻に解析することが検査サービスだという。日本で最も詳細な腸内細菌検査であり、検査結果レポートは医療機関を通じて顧客に通知され、医師の判断に基づく一人一人の腸内細菌に応じた適切なアドバイスを受けることができキリンは、同検査サービスを日本に導入することで、腸内細菌を通じた健康課題の解決に貢献していく。

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献していきたいという。

CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」について

キリンは同CVCファンドを通じて、ヘルスサイエンス関連の先端技術や顧客体験の向上を実現するソリューションなどを対象とした、革新的な技術やビジネスモデルを有する国内外のスタートアップ企業へ投資を行っている。短期的なシナジー創出にこだわらず、中長期的な視点で価値創出が見込めるスタートアップを対象に、スタートアップ企業が持つ新たな発想や技術とキリングループのヘルスサイエンス領域の強みや資源を掛け合わせることで、顧客の生活を豊かにする魅力的な価値を創出していくという。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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  • 白樫朋幸

    白樫朋幸

    • 自営業
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