宇宙バイオ実験サービスを展開するIDDK、2.4億円の資金調達を実施
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独自技術である半導体センサーベース顕微観察技術MIDを活用した宇宙バイオ実験サービスを展開するIDDKは、2023年11月28日までに宇宙フロンティア投資事業有限責任組合、Samurai Incubate Fund７号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資により、プレシリーズAファーストクローズにて2.4億円の資金調達を実施。同調達により累計エクイティ調達額は4.5億円となった。今回の調達資金を活用し、次世代MIDの開発や体制強化を図る予定だ。
資金調達の背景
IDDKは、光学技術と半導体技術の融合により従来の顕微鏡とは全く異なる原理の革新的な顕微観察技術MIDの開発に成功し、このMIDをコア技術としたオートメーション宇宙バイオ実験装置の開発を進めている。日本初民間主導の人工衛星を利用した地球低軌道宇宙バイオ実験プラットフォームの構築を目指し、2024年には実証実験、2025年からはサービスを開始し、「いつでも」「どこでも」「だれでも」使える顕微観察技術MIDを微小重力などの特殊環境の「宇宙でも」あらゆる顧客に対してサービス提供する。また、2030年の国際宇宙ステーション退役を見据えた商業宇宙ステーションプラットフォームも視野に、宇宙空間におけるバイオ実験を中心に新たな宇宙利用の顧客開拓・市場拡大を目指すという。
今後の展開予定
IDDKは宇宙バイオ実験のプラットフォーム企業になることで宇宙利用の民営化を促進し、地上での研究だけでは解決できない人類課題に対してイノベーションを生みだす場を提供する。同社は今回の資金調達を活用し、次世代MIDの開発や体制強化を図り、事業拡大を加速させていく。
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