TOMORUBA

事業を活性化させる情報を共有する
コミュニティに参加しませんか?

AUBA
  1. Tomorubaトップ
  2. ニュース
  3. ハンズフリー認証プラットフォームを提供するPaylessGate、2.4億円の資金調達を実施
ハンズフリー認証プラットフォームを提供するPaylessGate、2.4億円の資金調達を実施

ハンズフリー認証プラットフォームを提供するPaylessGate、2.4億円の資金調達を実施

0人がチェック!

PaylessGate株式会社は、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(以下「UTEC」)およびKajima Ventures Pte. Ltd.を引受先とする第三者割当増資により、Pre-SeriesAラウンドで2.4億円の資金調達を実施した。調達した資金により、複数の実証実験を行っているリアル認証・決済プラットフォーム「SpeeIDy」の開発と人材採用を加速させていくという。

PaylessGateのサービスおよびプロダクトと今後の展望 

PaylessGateは「リアルの世界に究極の個人認証を提供し、シームレスな体験で世界を幸せに」をミッションとして、特許取得済みの世界初となるスマートフォンのBluetoothを用いたハンズフリー・非接触認証・決済プラットフォームの提供に向けて事業を推進してきた。

PaylessGateの提供するSpeeIDy(スピーディー)は、一般的なスマートフォンで使用可能なBluetoothを用いて、PaylessGateが保有する世界初の技術(※)である「超高精度の位置測定技術」及び「スーパーコンピューターにも破られないセキュリティの高い認証技術」を組み合わせることで、ETCのようにスマートフォンを持ち運ぶだけでハンズフリー・非接触の認証・決済を可能とする認証・決済プラットフォームだ。SpeeIDyアプリには、イベント受付、ポイント・決済、自動改札、スマートキーなど既存の様々な認証・決済サービスとの接続が可能であり、従来分散していたリアルにおけるデジタル認証を統合するプラットフォームとして機能する。

(※)世界初の技術はPaylessGate調べ

その他、記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標

利用者は、スリープ状態のスマートフォンを持ち運ぶだけで端末を操作することなく、ハンズフリーや非接触で認証・決済を行うことが可能となる。事業者も市販のタブレットやスマートフォンまたは低価格かつ小型のハードウェアを設置するだけで、ハンズフリー・非接触による高速・高精度の認証決済を導入可能であり、対面時間の削減や非接触、遅延・混雑緩和による効率化及び省力化を実現する。


資金調達の目的

PaylessGateは、スマートフォンを起点とした非接触・非対面のハンズフリー認証を可能にする認証・決済プラットフォーム「SpeeIDy」の開発を強化しており、これまでにも、自治体や民間企業と協業し複数の実証実験を進めてきた。また、人材についても、2022年4月に取締役COOに矢頭了氏を迎えるなど、事業を推進する人材の採用強化に取り組んできた。今回調達した資金についても、「SpeeIDy」の開発および人材採用に充当し、事業成長を一層加速していくという。

SpeeIDyを活用した実証事業

PaylessGateでは、SpeeIDyの実証実験を複数の事業者と進めている。

■さいたま市美園地区におけるオンデマンド交通におけるハンズフリー乗車認証の実証事業

さいたま市美園地区でAIシステムを用いたオンデマンド交通サービス「みそのREDタクシー」の令和6年度の実運用開始に向けた実証実験の最終年度となる第3期実証実験が2022年10月-2023年2月にかけて実施される。PaylessGateは、第2期実証実験に引き続き第3期実証実験に参加し、オンデマンド交通の利便性を向上させることを目的として、PaylessGateの特許技術を用いた「ハンズフリー乗車体験」を提供します。2021年12月-2022年2月に実施された第2期の実証事業での結果を踏まえ、今期の実証実験では新たな券種として回数券を加えるとともに、ユーザーアプリ、乗務員アプリともによりシンプルで使いやすいアプリ設計とすることで、ユーザー体験、乗務員体験の向上を目指す。

実証実験では、乗客がPaylessGateのスマートフォンアプリをインストール・設定したスマートフォンを携帯して乗車すると、乗務員のスマートフォンに乗客の人数や定期券、回数券、一日周遊券における大人や子供、ファミリー等の券種別のチケット情報が自動で表示されることで乗車確認を行う。これにより非接触の接客が可能になり、乗客、乗務員双方に安全・安心を提供する。また、乗車券確認の時間を大幅に削減することで、運行時間の短縮、同乗者の待ち時間短縮につながり、オンデマンド交通の利便性向上に貢献する。

■羽田イノベーションシティでの「自動運転バス」におけるデジタル認証による乗車受付

2022年9月16日〜9月19日まで羽田空港に隣接する「HANEDA INNOVATION CITY」(以下、HICity)において行われる特別企画 「羽田スマートシティEXPO2022 秋」にて、HICity-羽田空港第三ターミナル間を循環運行する「自動運転バス」においてPaylessGateの特許技術を用いた新たな「スマートフォン端末認証による乗車体験」を提供した。

乗客はPaylessGateのスマートフォンアプリ「SpeeIDy」をインストール・設定したスマートフォンを携帯して乗車し、バス内の受付端末(タブレット)にスリープ状態のスマートフォンを近付けることでデジタル認証がされる。

今後規制の緩和が想定される自動運転バスの完全無人化に向け、無人認証の基盤を提供する。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント0件