PaylessGate×さいたま市 | ハンズフリー端末認証技術を、オンデマンド交通サービスの実証実験に活用
PaylessGate株式会社は、さいたま市と2021年12月1日に連携協定を締結した。これにより、PaylessGateが開発した非接触・デジタルゲート認証/決済プラットフォーム「SmartWallet」の活用等、PaylessGateの技術を生かした交通サービスのDX推進等スマートシティの推進について連携を図ることになったという。
連携第一弾として、同市のスマートシティモデルエリア「美園(みその)地区」で実施されるAIオンデマンド交通サービス実証事業「みそのREDタクシー」(2021年12月13日から2022年2月13日まで)において「SmartWallet」を導入し、ハンズフリーでの乗降体験を提供する。今後、複数の領域で社会実装の展開を目指していく考えだ。
デジタルゲート認証/決済プラットフォーム「SmartWallet」とは
デジタルゲート認証/決済プラットフォーム「SmartWallet」とは、PaylessGateが保有する革新的な技術である、スリープ中のスマートフォン端末の高い精度の位置認証を応用し、従来実現できなかったハンズフリー(スマートフォンの操作なく)による端末認証を可能とするものだ。ポストコロナにおける非接触・非対面のゲート認証として社会ニーズが高まっており、交通機関の乗降管理、オフィスの入退室管理、イベント受付、レジ等の様々な認証/決済の場面への展開が期待されている。現在、「SmartWallet」を用いたプロダクトの開発を進めており、2022年に正式ローンチを予定しているという。
▼サービス構成
事業者側の導入メリット
(1)大型のゲート設備を購入することなく、低価格で本格的なデジタルゲートを導入可能で、顧客にストレスを与えることなく、リアルシーンでの認証/決済が可能
(2)ハンズフリーでの高速・高精度の認証/決済により、従来の認証技術と比較してオペレーション時間を短縮し、対面時間の削減や非接触、遅延・混雑緩和による利用者増加などを実現できる
(3)自社サイトやアプリなどから「SmartWallet」と連携をすることで、認証/決済のハンズフリー・ウォークスルー化が可能
利用者側の導入メリット
(1)スマートフォンをポケットやカバンに入れておくだけで、操作なしでハンズフリーやウォークスルーで認証/決済を行うことが可能
(2)両手が塞がっていたり、歩きながらなどの作業中でも利用が可能で、認証/決済に関わるわずらわしさを大幅に低減できる
(3)1つの認証アプリのインストールにより、複数の認証/決済に対応可能な利便性を提供できる
▼アプリの利用イメージ:オンデマンドタクシーの場合
活用シーン
実証事業:「みそのREDタクシー」におけるハンズフリー認証決済
さいたま市美園地区でAIシステムを用いたオンデマンド交通サービスの第1期実証実験が2021年3月〜4月に実施されており、第2期実証実験が2021年12月〜2022年2月に実施される。
PaylessGateは、第2期実証実験であるAIオンデマンド交通サービス実証事業「みそのREDタクシー」に参加し、オンデマンド交通の利便性をより向上することを目的として、PaylessGateの特許技術を用いた新たな「ウォークスルーな乗車体験・運行体験」を提供する。
具体的には、乗客にPaylessGateのスマートフォンアプリをインストール・設定したスマートフォンを携帯して乗車してもらうことで、乗務員へのスマートフォンの提示や読み取り等の運賃のやり取りを不要とする。
乗務員は車内のタブレット端末により、乗客の人数や乗車した停留所の情報をリアルタイムに確認することが可能となるため、ポストコロナにおける乗客との接客機会の削減、非接触のニーズに応えるソリューションを提供できる。また、バスにおける乗降時の時間を短縮することにより、対面時間の削減や非接触、遅延・混雑緩和による利用者増加を促す効果も期待できるという。
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