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宇宙デブリの発生防止装置及び軌道上試験装置を開発するBULL、約1.1億円の資金調達を実施

宇宙デブリの発生防止装置及び軌道上試験装置を開発するBULL、約1.1億円の資金調達を実施

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"地球内外の惑星間の行き来を「当たり前」にする"をビジョンに掲げ、天体への(再)突入技術を活かした宇宙利用サービスの提供を目指す株式会社BULLは、2023年5月31日までに実施したPre-seedラウンドにおいて、帝京KITT-1号投資事業有限責任組合及びWing2号成長支援投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を実施した。これが同社初の資金調達であり、今回調達した金額は1億500万円となる。

この調達により、同社は微小重力下の実験装置(Micro-ISS)及びデブリ対策装置の開発を進め、軌道利活用の促進に資する技術開発を更に進める計画。軌道上での微小重力下での実験を可能とする小型衛星等の開発、事前の搭載により搭載先宇宙機のデブリ化を防止する装置の開発といった取り組みを積極的に推進するという。

今後、同社はこれらの製品開発プロジェクトに注力すると共に、資金調達を通じて得た資源を活用し、優秀な人材の採用や事業パートナーシップの構築・強化を目指していく方針。

各社コメント

帝京KITT-1号投資事業有限責任組合 

株式会社帝京ナレッジ・イニシアティブ ゼネラルマネージャー 横田洋一氏

BULLが開発を進める⼩型衛星及びデブリ化防⽌装置は序章に過ぎません。同社は、微⼩重⼒環境での様々な素材を⽤いた無⼈実験環境を安価に提供することにより、新たなバイオ製品開発等のイノベーションに貢献します。さらにデブリ化対策では増加する宇宙デブリの課題を効果的に削減できるクリーンな宇宙ソリューションを提供します。これらのシナジー効果により、同社が宇宙産業におけるプラットフォーマーとなりえると考えるとワクワクしますし、惑星間の⾏き来を当たり前にするという同社の⼤きなビジョンに共感しています。今後は帝京⼤学のポテンシャルを最⼤限活⽤し、全⼒で事業をご⽀援していく所存です。

Wing2号成長支援投資事業有限責任組合

株式会社ウイング・キャピタル・パートナーズ 代表取締役 荒井大氏

足利銀行グループである当社は、栃木県を中心とした北関東を営業エリアとし、投資を通じた地域経済の発展を目指しております。このたび、地元発で、持続可能な宇宙環境の実現を目指し、自らの先端技術による製品開発を行っているBULL様に投資させていただくことを、大変嬉しく感じております。今後は、地元の産学官連携により、更なる成長を遂げ、宇宙スタートアップとして宇宙産業活性化の牽引役となっていくことを期待しております。

株式会社BULL 代表取締役/CEO and Founder 宇藤恭士氏 

今般、私たちの初めての資金調達にあたるPre-Seedラウンドを無事に完了することができました。弊社事業を理解し応援をして頂いた皆さまのお陰であると感謝しております。平素よりご理解・ご協力を頂き有難うございます。

昨今の市況環境等を踏まえ、スタートアップの道は決して平坦とは言えませんが、出資を通じて支援を頂くパートナーの方々の存在は、我々の大きな力となります。今回、帝京KITT-1号投資事業有限責任組合様及びWing2号成長支援投資事業有限責任組合様からご協力を頂けたことは、弊社事業を前進させる重要な糧となりました。産学官の強固な連携枠組みのもと、宇宙開発の持続可能性に貢献できるビジネスを展開できることに、この上なく深い喜びを感じております。我々が拠点を構える栃木県宇都宮市から、世界に向けた新たな価値を創出していきたいと思っております。今後も皆様のご期待に応えられるよう、チーム一丸となって「拙速を貴び」つつ死力を尽くします。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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コメント1件

  • 木元貴章

    木元貴章

    • 有限会社Sorgfalt
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