オリジナルWebtoon制作スタジオを運営するソラジマ、総額約10億円の資金調達を実施
オリジナルWebtoon制作スタジオ「SORAJIMA」を運営する株式会社ソラジマは、Z Venture Capitalをリード投資家として、ニッセイ・キャピタル、DBJキャピタル 、KDDI Open Innovation Fund 3号、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、住商ベンチャー・パートナーズ、みずほキャピタル、電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、IZUMO Founder 大湯俊介氏からの第三者割当増資により、シリーズBラウンドでの総額約10億円の資金調達を実施。調達した資金を活用し、創作数をいっそう増やすとともに、さらなるグローバル展開にチャレンジしていくという。
資金調達特設サイト
今回の資金調達を記念して、特設サイトを公開。
代表・社員のnoteや、採用注力ポジション情報、中期経営戦略資料などがまとめてられている。
https://sorajima2023.sakura.ne.jp/specials/
今回の引受先
Z Venture Capital
ニッセイ・キャピタル
DBJキャピタル
KDDI Open Innovation Fund3号
三菱UFJキャピタル
SMBCベンチャーキャピタル
住商ベンチャー・パートナーズ
みずほキャピタル
電通ベンチャーズ
博報堂DYベンチャーズ
IZUMO Founder 大湯俊介氏
資金調達の目的・背景
2019年に創業したソラジマは、「今世紀を代表するコンテンツを創る」というミッションの実現のために、グローバルに広がるWebtoon(スマホに特化した縦スクロール型・フルカラーのマンガ)の市場において多数のオリジナル作品を制作・配信してきた。
同社は今回の資金調達を機に、「世界規模で大きな価値を提供するエンタメスタートアップ」として更なる飛躍を遂げることを目指すという。
現在、Webtoonは世界規模で読者層が広がり、その全体の市場規模は2021年の36億7347万ドル(約4400億円)に対し、2028年には262億1359万ドル(約3兆1500億円)まで成長すると予測されている(※)。
(※)『Global Webtoons Market Size, Status and Forecast 2022-2028』より
このように、世界レベルで急激に読者が広がる中、ソラジマは2022年、脚本から作画まで一気通貫制作のオリジナル作品としては国内最多の26作品の公開を達成し、2023年度にはさらに51作品を公開するという「五十音計画」を掲げている。これはWebtoonの本場韓国のトップスタジオに匹敵する制作ライン数となるという。
また、世界11カ国に進出し、各種マンガアプリの人気ランキングにおいて多数の作品が上位に入るなど、着実に大ヒットの芽が育ちつつある。
ソラジマは今回調達した資金で、クリエイターが最高のパフォーマンスで活躍できるよう創作環境を改善し、その上でいっそう創作の「打席数」を増やし、圧倒的なノウハウを社内に蓄積しつつ、同社のマンガメディアである「cosmic」(※)を通してさらなるグローバル展開にチャレンジしていくという。
(※)cosmic(コズミック):ソラジマが開発したマンガアプリ。旧名称は「SORACOMI」。2022年9月に日本、2023年1月にアメリカでリリース。
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