Vook×PIXTA | 動画クリエイターへ学びと活躍機会の提供を目指し、資本業務提携
映像クリエイターの学び・仕事・繋がりをサポートする株式会社Vook(以下「Vook」)は、写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」(https://pixta.jp)等を運営するピクスタ株式会社(以下「ピクスタ」)と業務資本提携を開始した。
同提携により、映像領域におけるシナジーを活かし、相互のマーケティング強化と映像分野における共同事業の開発を目指すという。
資本業務提携の狙い
映像クリエイターの学び・仕事・繋がりをサポートする各種事業を展開するVookと、映像クリエイターの作品を動画素材として社会に流通させるPIXTAの親和性の高さを活かし、主に以下の点で連携していくという。
・クリエイター相互送客等のマーケティング、およびプロモーションの強化
・動画素材の販売連携による共同事業の検討
・モーショングラフィックス、3DCG領域での連携
背景
スマートフォンや5Gの普及などによる視聴環境の変化、制作環境の変化を受け、さまざまな場面で動画が多用されている。動画を活用した広告(動画広告)市場も、2021年度の4,205億円が、2025年には1兆465億円になると予測されており、今後ますます動画コンテンツの需要は増すと考えられる。
そのようななかVookは、映像クリエイターの学びやキャリアを支援をするため、映像制作ナレッジ共有サービス『Vook(https://vook.vc)』を軸に教育事業、キャリア支援事業を展開しているが、今後は、映像クリエイターを目指す人々にも裾野を広げて、学びの場の提供やキャリア形成の支援をしていく方針だという。
一方PIXTAは、社会的な映像需要が高まりを受け、今まで以上に動画素材を拡充したい考えがあった。しかしPIXTAの動画クリエイターは、PIXTAのサービスの発展と共に、写真から動画素材の制作へと独学で活動の幅を広げた人も多く、クリエイターからは「映像制作の現場のニーズが分からない」という相談が以前から持ちかけられていたという。
これまでもPIXTAでは、クリエイター活動支援の一環として、映像制作に携わる企業や個人の協力を得てセミナー等を行ってきたが、充分なナレッジ共有に至れていない実情もあったという。
そこで、双方の「クリエイター支援」という想いが合致。独学では難しい体系だったカリキュラムが強みの『Vook School』を映像制作の学びの場として提供するとともに、学びを経て制作した動画素材を「PIXTA」で販売、さらに『Vook』でPIXTAの動画素材の活用法等を紹介し、活用を促していく好循環を生み出すことで、両社のクリエイターに学びと活躍の機会を提供できるという。
また、将来的には映像分野における親和性の高さを活かし、動画素材の販売連携や、モーショングラフィックスや3DCGなどのPIXTAの新たな素材ジャンルの共同開発にも期待が持てると考え、段階的に連携強化を図りながら双方の事業発展を目指すことに決定した。
各社担当者よりコメント
・ピクスタ株式会社 執行役員 社長室長 伊藤 遼氏
映像クリエイター向けのサービスを複数展開されているVook様と資本業務提携を開始できたことを大変光栄に思います。
成長が続く動画市場と、機材の進歩も相まって、写真クリエイターが動画を撮影する機会が増え、映像クリエイターとして活動される方も増えてきました。Vook様との協業によって、映像への挑戦のハードルがますます下がり、写真の才能を映像の世界へと繋ぐことを目指したいと考えております。
そして、映像制作においてPIXTA素材がさらに多様なクリエイティブを実現する一助となることで、映像クリエイターのキャリアと業界の発展に貢献してまいります。
・株式会社Vook 取締役 中川 康生氏
5Gの普及により、複雑で高度な動画の配信を可能とし、今後はさまざまな領域で動画素材の活用が進み、作り手である映像クリエイターの活躍の場が拡がります。
PIXTAは、多くの写真メインのクリエイターから高い支持を得て利用されているマーケットプレイスであり、ピクスタ様とVookの事業提携は両社双方にとってポテンシャルの高い組み合わせであると考えています。PIXTAフォトユーザーは動画領域へ、Vookユーザーは素材ビジネス参入へ、それぞれのユーザーが活動の幅を拡げるための支援を通じ、日本の映像産業の活性化及び、両社の事業発展を目指していきます。
今後の展開について
今後は、Vook・PIXTA双方のクリエイターにヒアリング調査を行いながら、相互送客を実現する取り組みに着手し、世の映像クリエイターに学びと活躍の場を提供する。
同提携を通じて、将来的には素材販売やモーショングラフィック、3DCGなどの領域でも連携し、両社の発展を目指していくという。
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