クリエイター共創型マーケティング事業を展開するNatee、ベネッセホールディングスなどから約4.2億円の資金調達を実施
TikTokクリエイター支援実績を活かし、バーチャル事業へ進出
ショートムービーに特化したクリエイター共創型マーケティング事業を展開する株式会社Nateeは第三者割当増資と金融機関からの借入により約4.2億円の資金調達を実施した。既存投資家のXTech Ventures、キュービックベンチャーズに加え、ベネッセホールディングス、リヴァンプ、静岡キャピタル、GMO NIKKO、複数名の個人投資家を新たな引受先とした。今回のラウンドにより第三者割当増資による累計調達額は4.82億円となる。
資金は人材採用の強化、新規ビジネスの開発ならびに早期拡大を使途とする予定。リアル・バーチャル双方での個性と才能の発揮を支援し、これからの時代にあった新しい自己実現のあり方を提唱する「人生2.0」をコンセプトに市場拡大を図る。
また、より多くの人々へ会社の方向性を認知されるように特設サイトを公開した。
クリエイターエコノミーカンパニー Nateeのこれまでの歩みと目指す世界
同社は「人類をタレントに!」をミッションに、TikTokをはじめとしたショートムービーに特化したクリエイター共創型マーケティング事業を展開しいる。同事業を通じ、SNSという自己表現の場において、個々人の個性や才能を活かした新たな仕事のあり方を創造してきた。
創業4周年を迎えた2022年11月1日時点で、ショートムービークリエイターへの還元総額は昨年比288%増の5.77億円に達し、さらに月額平均報酬額は36万9,400円(想定年収:442万8,000円)となった。ショートムービークリエイターはいまや、既存の仕事の枠組みに捉われない「個性を活かした職業」として、生活収入源としての立ち位置を得つつある。
今後同社は、上述の新たな仕事のかたちの創造に加え、テクノロジーの発展により生まれるであろう人々の新たなライフスタイルにアプローチする事業を展開していくという。
新たな事業展開のコンセプトとなる「人生2.0」とバーチャル事業
今後、テクノロジーのさらなる発展により、現実世界だけでなくバーチャル空間上に様々なコミュニティや経済圏が形成され、双方の空間で自己表現および経済活動ができるという、過去類を見ないライフスタイルが創出されていくものと考える。同社は、このような新たな生き方を支援し、人々の人生をアップデートしていきたいという想いを込めて、「人生2.0」というコンセプトを掲げ事業展開を行っていくという。
その第一歩として、今回バーチャル領域での新規事業を立ち上げ、現実世界に加えバーチャル上でも人々が個性や才能を発揮できる場を提供していく。生まれや外見等の先天的な要素を軸に紐づく「リアルな場での自分」だけでなく、個人の後天的な資質(知識、人格等)を軸とした「バーチャルな場での自分」として自己表現ができる新たなコミュニティの形成を通じ、人々の個性や才能がより発揮される世界を目指す。
これからは、これまで展開してきたクリエイター共創型マーケティング事業および新規事業を通じて、リアルとバーチャルの垣根を超えて人々の人生をアップデートしていくという。
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