女性向けキャリアスクールを運営するSHE、「学ぶ」と「働く」の循環型プラットフォーム構築に向け総額約18億円の資金調達を実施
累計6万人が受講する女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営するSHE株式会社は、ESG重視型グローバルベンチャーキャピタルファンドのMPower Partners Fund とSIG Asia Investment, LLLPをリードインベスターとして、株式会社マイナビ、独立系ベンチャーキャピタルANRI 、三菱地所株式会社の運営するスタートアップ投資ファンド「BRICKS FUND TOKYO」、千葉道場ファンド、KDDI Open Innovation Fund 3号からの第三者割当増資及び金融機関からのデットファイナンスを合わせ、シリーズB総額約18億円の資金調達を実施。調達した資金を活用し、全ての受講生の機会最大化に向け、「学ぶ」と「働く」が循環するキャリアプラットフォームの構築を推進していくという。
資金調達特設サイト「この国の可能性を解放する」
今回の資金調達を記念して、特設サイトが公開された。代表福田氏のnoteや、採用注力ポジション、ゲストを招待した特別イベント、SHEの中期経営戦略資料などがまとめられている。
https://recruit2022.shelikes.jp
今回の引受先
・MPower Partners Fund
・SIG Asia Investment, LLLP
・株式会社マイナビ
・ANRI
・BRICKS FUND TOKYO(三菱地所株式会社)
・千葉道場ファンド
・KDDI Open Innovation Fund 3号
資金調達の目的・背景
SHEは2017年の創業以来、主要事業であるミレニアル世代の女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営し、累計で6万人の「自分らしい生き方や働き方」の実現に伴走してきた。そして、同社は今回の資金調達を機に、「学ぶ」と「働く」が循環するキャリアプラットフォームの構築を推進していくという。
経団連も見直しを呼びかけている通り、メンバーシップ型の日本型雇用システムは、大企業の新卒一括採用を重視してきたことによる中途採用抑制や、終身雇用・年功型賃金により実際の職能や成果と賃金が結び付かないなど、人材の流動性を抑制している一因と言われている。日本としても、グローバルな競争力を維持していくために雇用システムを変更していくことは喫緊の課題だ。
上記の課題を受けて、将来的に人材の流動性が仕組みによって担保されるようになると、働き手側はより一層のリスキリングが求められる。学習を進めるだけでは仕事には結びつかず、転職プラットフォームには育成の仕組みが存在していないため、スキルを身につけずに転職活動だけを続けてもキャリアアップは望めないというのが現実だ。つまり、令和以降では「学ぶ」と「働く」を循環させてはじめて「理想のキャリア」を得ることができると同社は考えている。
SHEとして「学ぶ」と「働く」が循環するプラットフォームを構築することで、意志ある人は誰も取り残さずにリスキリングでき、理想のキャリア・生き方を叶えられる仕組みを提供していくという。
今回調達した資金は、主に受講生の「学ぶ」と「働く」の機会最大化に向けて、エンジニア、プロダクトマネージャー、新規事業開発BizDevの採用とプロダクトの開発に充てられる予定。
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