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明和観光商社×博報堂グループ×CryptoGames | NFT「竹神社デジタル御朱印」の頒布を8月より開始

明和観光商社×博報堂グループ×CryptoGames | NFT「竹神社デジタル御朱印」の頒布を8月より開始

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三重県明和町の観光地域づくりを推進する一般社団法人明和観光商社は、株式会社博報堂のHAKUHODO Blockchain Initiative(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)と博報堂行動デザイン研究所、およびNFTサービスの開発を行うCryptoGames株式会社と共同でNFTを活用した地域文化のデジタル実装に向けて4度の実証実験を行ってきた。このたび有効性の検証を完了し、竹神社において御朱印をデザインしたNFT「竹神社デジタル御朱印」の頒布を8月より開始する。

取り組みの背景

テクノロジーが進展し、観光分野においてもデジタルトランスフォーメーションが加速している。これまで観光の体験価値はリアルな場で生まれることが前提だったが、これからはデジタル技術も複合的に活用しながらリアルな観光の体験価値をさらに高め、新たな観光需要を生み出していくことが地方創生の観点からも重要になってくると考えられる。

そのような状況に対応する施策の一つとして、ブロックチェーン技術を活用した多様なサービスを展開するHAKUHODO Blockchain Initiativeと、生活者の新しい行動習慣を作り出すための研究と実践を行う博報堂行動デザイン研究所がその知見・経験を掛け合わせ、NFTサービスの開発を行うCryptoGamesと共同で、明和観光商社が支援する三重県明和町の竹神社の御朱印NFT「竹神社デジタル御朱印」の開発をすすめてきた。

これまで4度の実証実験を行い、有効性の検証も完了したことから 、竹神社において御朱印をデザインしたNFT「竹神社デジタル御朱印」の頒布を8月より開始することとなった。

NFT「竹神社デジタル御朱印」とは

博報堂行動デザイン研究所が制作した竹神社の花手水をモチーフとした御朱印NFTを、CryptoGamesが提供するNFT配布ソリューション「NFT Airdrop」を利用して発行する。竹神社社務所で申し込んだ人に提示するQRコードをスマートフォンで読み込むことで、専用ページを通じて御朱印NFTを受け取ることができる。

■日 時:2022年8月~2023年7月の土日、満月の日

■場 所:竹神社(三重県多気郡明和町斎宮2757-2)

■内 容:QRコードの読み取りによる「竹神社デジタル御朱印」の頒布。参拝した証をデジタルでも残せる「竹神社デジタル御朱印」を1枚につき1度頒布。絵柄は毎月変わり全部で12種類ある。

<注意事項>

※入手にはスマートフォン及びSNSアカウント(Google、LINE、Twitterなど)が必要。

※一部機種の古い端末などでは利用できないケースもあり。


NFTとは

NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン(分散型台帳)を活用したデジタル署名によって、デジタルコンテンツがコピーでないオリジナルであることを証明できる技術。従来であればオンライン上などにデジタルで存在するコンテンツは無限にコピーが可能だったが、NFTによって唯一無二なモノにできるようになったことで、希少性のコンテンツとしての価値を持つようになってきている。

竹神社について

明治44年(1911)、旧斎宮村にあった25社の神を合祀して誕生した神社。長白羽神をはじめ、この地域の多くの神様をお祀りしており、社地は天皇に代わって伊勢の神宮を支えた斎王ゆかりの地とされている。

元は竹川の古里にあったが、明治時代に野々宮が祀られていた現在の場所に移動してきた歴史がある。周辺からは平安時代の大規模な塀列や掘立柱建物の跡が発掘されたため、斎王の御殿があった場所ではないかといわれており、観世流の謡曲「絵馬」にちなんだ絵馬殿にあった絵馬が、現在この神社に保管されているのも特筆すべき点だ。

土曜日、日曜日、満月の日に限り社務所が開いており、竹神社の御朱印や小さなお守りなどの頒布を行っている。



今後に向けて

現在、Web3と呼ばれるブロックチェーン技術を活用したデジタルコミュニティが注目を集めており、新たな時代に対応した地方活性化の1つの施策としてNFTの活用が進んでいる。

三重県明和町では明和観光商社と地域コミュニティが中心となり共助による地域づくりのあり方を模索する取り組みを推めており、NFTをイベント時に活用することで人々の生活領域における支え合いやデジタル技術の活用を促進することを目的として本取組を企画した。

本取組を1つの事例として各地方自治体に展開し、地域コミュニティにおけるNFTの活用の利点や注意点を啓蒙することで多角的な視点から地域の文化とデジタル技術の活用のあり方が検証できると考えられる。

また、今後のロードマップとして地域住民からアート作品や写真を公募し、メタバース空間における展示を行い、遠方に住まう人々にも明和町の魅力を届けるといった企画も予定しており、中長期的な取り組みを通じて、リアルとデジタルが溶け合うコミュニティを活用した地域の活性化を各組織が連携していく考え。

同チームは将来的なNFTの社会実装を見据え、地域における様々な観光資源をデジタルコンテンツ化して利用を促進し、そのことがより一層の地域社会の価値向上に繋がるよう中長期的な企画運営に努めていくそうだ。

一般社団法人明和観光商社 会社概要

明和観光商社は三重県・明和町の観光資源や地域資源をより効果的に連携させた観光施策を推進する中心的存在として観光地域づくりやふるさと物販、ふるさと納税支援などに取り組む地域DMO&地域商社。

※NFTStudio 竹神社の花手水(HP) 

※関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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コメント2件

  • 須原

    須原

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