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酒蔵支援スタートアップ「蔵楽」×KDDIほか | 日本酒IoTで味覚嗜好性を解析する実証開始

酒蔵支援スタートアップ「蔵楽」×KDDIほか | 日本酒IoTで味覚嗜好性を解析する実証開始

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株式会社蔵楽 (クラク)、KDDI株式会社、株式会社KDDI総合研究所、株式会社シンク、サンデン・リテールシステム株式会社は、2022年3月25日から2022年4月3日までの間、日本酒IoTディスペンサー「のまっせ」を活用して、性別・年代・地域といった属性別の日本酒の嗜好性に関するデータを解析する実証実験を実施する。本実証実験は、「名酒センター 御茶ノ水店」 の営業時間内に行う。5社は本実証実験を通じて、データ収集に関する人的コストの削減を目指し、中小の酒蔵の商品開発力と販路開拓力の向上に貢献したい考えだ。

実証実験を行う背景

日本には約1,200もの日本酒の酒蔵があるが、国内での日本酒需要の低迷によりその数は年々減少し、若い世代を中心とした新たな日本酒市場の開拓が求められている。一方、日本酒の酒蔵の99%以上を占めている中小規模の酒蔵にとっては、デパートでの試飲会などによるデータ収集は人的コストが高く、新たな市場開拓に有用なデータの収集が困難な状況だ。

▼実証実験では、IoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」を活用


「のまっせ」はシンクが提供する、インターネットに接続された日本酒試飲専用のドリンクディスペンサーだ。本実証実験では、「のまっせ」を用いて、試飲した銘柄、試飲量、試飲時間のデータを収集する。「のまっせ」で収集したデータとスマートフォンアプリのアンケートで収集した参加者の属性情報のデータを紐づけることで、属性別の嗜好性がデータとして蓄積される。酒蔵は試飲用の日本酒を提供するだけで属性別の嗜好性を把握することが可能となり、特定の年代や地域をターゲットにした日本酒の商品開発および販路開拓に活用が可能だ。



シンク、サンデンRS、蔵楽、KDDI、KDDI総合研究所の5社は連携し、今回の実証実験で得られた結果をもとに、今後必要となるデータや知見を洗い出し、検証を続けることで、日本の地域産業の支援を行う。

本実証実験について

■本実証実験の流れ

(1) 「名酒センター」に入店後、スマートフォンから本実証実験専用アプリにアクセスし、アプリ上で参加条件を確認する。

(2) アプリ上で属性情報 (性、年代、出身地、居住地) を入力後、スマートフォン画面上にQRコードが表示される。

(3) 「のまっせ」にQRコードをかざすと、製造方法の異なる2種類の日本酒 を1杯ずつ試飲できる。

(4) 3杯目は、試飲した2種類の日本酒からお好みの日本酒を試飲する。

(5) 試飲後に参加者の属性情報と嗜好性を紐づけることで、属性別の嗜好性を蓄積する。

(6) 蓄積したデータを解析する。


■実証実験の場所、期間、参加方法

◆実施場所: 名酒センター 御茶ノ水店

◆実施期間: 2022年3月25日~2022年4月3日

 (火曜日~金曜日) 14:00~22:00

 (土曜日) 12:00~22:00

 (日曜日) 12:00~19:00

 (月曜日) 休業日

◆参加方法: 「名酒センター」に入店後、本実証実験アプリにスマートフォンからアクセスし、参加条件を確認して参加。

◆参加条件: 20歳以上でアルコールにアレルギーのない方

本実証実験における各社の役割

■シンク: 実験用ソフトウエア開発および運用、データ解析

■サンデンRS: 実験用ハードウェア開発

■蔵楽: 実験場所「名酒センター」での実証実験の運営、データ解析

■KDDI: 日本全国で進めている地域活性化取り組みで得られた知見の提供と実験用通信環境 (モバイルルータ) の提供

■KDDI総合研究所: 実験シナリオ企画およびプロジェクトの推進

※関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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コメント1件

  • 叶内一彰

    叶内一彰

    • 居酒屋ライター
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