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習慣化アプリ「みんチャレ」、福井県の実証支援事業に採択

習慣化アプリ「みんチャレ」、福井県の実証支援事業に採択

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習慣化アプリ「みんチャレ」を開発するエーテンラボは、福井県が実施している「CO-FUKUI 未来技術活用プロジェクト※1 」に採択され、12月1日より福井県での実証事業を開始した。

同事業では、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して家族や地域の知り合い同士でチームを組み、一緒に食事改善や運動などの健康習慣の継続を目指す。コロナ禍でも継続可能な新しいフレイル※2予防を実証し、家族のつながり強化や福井県民の健康寿命に貢献するという。

同社は2021年7月より自治体向けに、アプリの使い方講座を実施するフレイル予防事業を提供している。同事業では従来の自治体と連携したアプリの使い方講座に加え、高齢者の子供や孫から利用促進するためにWebや大学での周知など、新たなフレイル事業参加勧奨モデルを探索する。

今後は同実証の結果を踏まえて、令和4年度に福井県での本格展開を目指す。

同社は、国内の健康課題を解決するために、同事業を自治体や健康保険組合向けに提供し、国民の健康寿命の延伸に貢献する。

※1 CO-FUKUI 未来技術活用プロジェクト: 福井県が実施している、国内外の企業の革新的な技術・サービスの実証プロジェクトを誘致することで、地域課題の解決が行われ、福井を大胆に変革し、次の時代に新しい価値を創造することを目的とする実証支援事業。

※2 フレイル:年齢とともに心身の活力が低下し、要介護状態となるリスクが高くなった状態。


背景

■健康長寿日本一を目指す福井県

福井県は、全国より5年高齢化が先行し、高齢化率は2020年31.0%、2040年には37.2%になると推定される(※1)。福井県の平均寿命は国内トップクラス(全国男性6位、女性5位※2)・健康寿命も国内上位(全国男性10位、女性14位※2)であり、行政計画の中で健康寿命の延伸を全体目標とし、『健康長寿日本一』に向けた健康寿命のさらなる延伸を目指すことを目標に掲げている(※3)。また、福井県は、家族や地域コミュニティのつながりが強いという特徴がある。

※1 国勢調査、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(H30年推計)」

※2 厚生労働省「第 11 回健康日本 21(第二次)推進専門委員会 資料」、厚生労働省「都道府県別生命表(2015 年)」

※3 福井県 第4次元気な福井の健康づくり応援計画」(2018〜2022年度の計画)

 https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/016250/kenkou-zukuri/dai4zi_d/fil/honbun.pdf


■コロナ禍で停滞する従来型の介護予防事業

健康寿命の延伸には、介護やその一歩手前のフレイルを予防する高齢者を対象とした介護・フレイル予防の取り組みが重要。しかし、長引くコロナ禍で従来の通所・集合型の介護予防教室の実施が困難となり、加えて高齢者の外出自粛により身体的・心理的フレイルが加速しているという課題がある。

 

実証事業の概要

■家族や県民同士でつながり高齢者のフレイル・介護予防を実現する

そこで同事業では、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して家族や地域の知り合い同士でチームを組み、コロナ禍でも継続可能な新しいフレイル予防事業を実証し、家族のつながり強化や福井県民の健康寿命に貢献する。令和4年度に福井県での本格展開を目指して、効果的な事業モデルの探索を行う。

・実施期間  : 2021年12月1日〜2022年2月28日

・実施場所 :福井県、あわら市、池田町

・対象者  :福井県民(特に60代以上の男女、60代以上の親や祖父母を持つ子・孫世代)

・募集人数 :1,000名

・実施内容 :

 ・親や祖父母の介護・フレイル予防のために習慣化アプリみんチャレを活用して、

  家族でいっしょに健康習慣の継続に取り組む。

 ・広域広報とみんチャレの使い方講座実施など複数の告知方法を検証する。

 ・みんチャレ続けて貯めたコインを地域の社会貢献に寄付できる福井県の寄付プロジェクトをアプリ内で開設し、健康行動継続のモチベーションとする。

 (※寄付の原資は協賛企業からご提供いただく予定。)

 <福井県>

 ・WEB広告での告知

 ・県内大学での告知

 ・福井県内の社会貢献につながる寄付プロジェクトの開設(予定)

 <あわら市>

 ・高齢者向けのみんチャレの使い方講座

 ・高齢者、子・孫世代へのチラシ配布

 <池田町>

 ・池田町の健康支援事業「わが家の脳べるプロジェクト」(健康増進につながる取り組みを家族(または仲間)で実践し、身体的・精神的な変化を測定する事業)の中で、取組目標を継続するためのツールとしてみんチャレを活用

関係者コメント

■あわら市健康福祉部健康長寿課 角谷 智子氏

あわら市では、フレイルチェックや介護予防教室、サロン等を開催するなど各種介護予防事業を対面(通所・集合型)で実施しています。しかし、今回のコロナ禍での外出自粛等の影響で教室等参加者は減少し、従来の対面のみの事業展開では限界があり課題となっていました。そんな中、コロナ禍でもフレイル予防習慣を継続するための高齢者の自主グループ化形成を支援するツールとして「みんチャレ」を活用した実証事業に本市がフィールド提供することになりました。福井県は三世代同居家族が多い等、家族の繋がりが強い地域です。高齢者同士に加え、子・孫世代といった家族との繋がりを加えることで、より事業効果が見込めると思い期待しております。デジタルツールを使用した新しい介護予防活動の一部として浸透する様、尽力して参ります。

■池田町 保健福祉課 山口 証明氏

池田町では、「脳」(片足立ちやウォーキングで脳を活性化)と「食べる」(発酵食品や減塩で腸を育てる)を見直す「脳べるプロジェクト」を核にいろいろな健康事業を展開しています。今回、「脳べる行動」が健康の改善を促していることを検証するツールとして、「みんチャレ」の実証事業に参加することといたしました。実証結果については住民の皆様に広く周知させていただき、さらに参加する方が増え、今以上にいつまでもいきいきと健康で暮らし続けられる「脳べる」の町となっていくことを期待しております。

■福井県地域戦略部未来戦略課  吉田 昌史氏

福井県は、国内外の企業等が持つ技術・サービスを用いた県内の地域課題解決のための実証プロジェクト(未来技術活用プロジェクト)を推進しています。今回は、あわら市と池田町をフィールドとし、デジタルツールを使って家族が一緒にチャレンジに取り組むことにより、高齢者の健康習慣化継続の実証実験を行います。この実験を通じて、今後、本県における新たなフレイル予防、介護予防の取組みが定着し、県民の皆さまの健康増進につながることを期待しています。

※関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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