DXの相談窓口を運営するユーティルがシリーズA合計で2.4億円を資金調達
企業のDX支援プラットフォームを展開する株式会社ユーティルは、日本ベンチャーキャピタル、コロプラネクスト、グリーベンチャーズ等を引受先とする第三者割当増資を実施した。DX・デジタル化に悩む企業の担当者へ良質なサービスを提供するため事業拡大を行っていくという。
資金調達の概要・目的
下記投資家が運営するファンドを引受先に第三者割当増資を実施した。
・日本ベンチャーキャピタル株式会社
・株式会社コロプラネクスト
・グリーベンチャーズ株式会社
・岡三キャピタルパートナーズ株式会社
・株式会社サイバーエージェント・キャピタル
・basepartners 有限責任事業組合
今回の資金調達により、事業拡大へ向けた開発・運用体制の強化を図る。またAIやIoTなど取扱商材を拡大する。企業のDXを伴走するコンシェルジュとして、デジタル領域全体をカバーする相談カウンターサービスを提供していくという。
提供サービスについて
ユーティルは、DXに悩む企業担当者向けに、Web制作に関する相談カウンター「Web幹事」、動画制作に関する相談カウンター「動画幹事」、システム開発に関する相談カウンター「システム幹事」などを運営している。
旗艦サービスである「Web幹事」では、Web制作の専門家が顧客に合った制作会社を無料でアドバイスする。失敗しない制作会社選びを一つの窓口で行えるよう、5,000社以上の制作会社データベースから、専門家と比較検討できるという。
新型コロナウィルスの影響をうけ、WebやITの活用はさらに加速。コロナ前に比べ、ユーティルへの相談件数は約500%に増加している。
投資家からのコメント
■日本ベンチャーキャピタル株式会社 キャピタリスト 劉宇陽 氏
この度、株式会社ユーティルにリードインベスターとして出資させていただきました。
日本企業のDXの底上げのソリューション群に期待し、変革期にある日本社会にインパクトを与えることに期待します。引き続きファンドとしての支援も加速して参ります。
■グリーベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 相川真太郎 氏
デジタル化時代の企業経営においてはWeb・動画・システムといったツールの活用が避けては通れません。社内のリソースが潤沢でない中小企業では特に業者・パートナー選びの巧拙が事業の結果に大きく影響してきます。ユーティルはそんな課題感を持つ発注者の業者選びを支援するDXコンシェルジュの実現に挑戦します。今回、岩田社長・ユーティルの皆さんとご一緒できることになりとてもワクワクしています。
■株式会社コロプラネクスト インベストメントマネージャー 中島徹也 氏
多様な産業でHP設立や改修、IT化の需要が高まる中で、適切な制作会社をマッチングする「Web幹事」は、これまで不透明であったHP制作プロセスや業界の課題を解決できると注目しています。
ユーティルの各事業がコロナ禍において急成長し、大きくGMVを伸ばしており、今回出資をさせていただきました。企業のDX推進の領域におけるさらなる事業拡大に期待し、コロプラネクストとして全力でサポートさせていただきます。
■岡三キャピタルパートナーズ株式会社 川島奈子 氏
質重視のマッチングを提供し、デジタル化時代におけるDXコンシェルジュとなりたい、というビジョンに共感し、今回ユーティル社へ出資をさせていただきました。このチャレンジにご一緒させていただき、嬉しく思っています。きめ細かいサポートによって、「選択肢が多すぎること」を解決するユーティル社のサービスがより世に広まり、ITビジネスのマッチングの量から質への動きが加速していくことを楽しみにしています。
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