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治療・診断プラットフォームの研究開発を行うシンクサイトが総額28.5億円の資金調達を実施

治療・診断プラットフォームの研究開発を行うシンクサイトが総額28.5億円の資金調達を実施

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AIが駆動するイメージ認識型高速セルソーティング技術を用いた治療・診断プラットフォームの研究開発を行うシンクサイト株式会社は、スパークス・グループ株式会社を運営者とする「未来創生2号ファンド」をリード投資家とし、シスメックス株式会社三井住友トラスト・インベストメント株式会社を運営者とする「ジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合」、SBIグループ、及び伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社を運営者とする「テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合」を含めた5社を引受先とする総額28.5億円の第三者割当増資を実施した。今回の調達を含めた累計調達額は約49億円となる。

資金調達の背景及び目的

同社は、2016年2月の設立以降、同社が独自に開発したイメージ認識型高速セルソーティング技術であるゴーストサイトメトリー技術(以下、GC技術)の研究開発を行ってきた。単一細胞計測技術は、がんや免疫疾患を始めとする病態の解明や病気の診断など、生命科学研究や医療において基盤となる重要な技術であるものの、従来は単一細胞から取得する情報量と分離スピードを両立させることが困難だった。そこで、シンクサイトはこの両立を実現するGC技術を世界で初めて開発し、2018年にはその成果を科学誌Scienceに発表した。再生・細胞医薬、医療検査診断及び創薬の領域での同技術の活用に向け、製薬企業、医療機器メーカー、研究機関等と共同研究を進めている。

今回の資金調達により、GC技術を利用した革新的な治療や検査診断の実用化に向けて、各領域における共同研究を更に推し進めると同時に、GC技術が搭載された細胞分析・分離システムの開発を加速していく。また、事業拡大に伴い人材を拡充し、大きな需要の見込まれる米国市場の事業開発も積極的に進めていくという。

引受先一覧

・未来創生2号ファンド(スパークス・グループ株式会社)

・シスメックス株式会社

・ジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合(三井住友トラスト・インベストメント株式会社)

・SBIグループ

・テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合(伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社)

シンクサイトについて

シンクサイトは、東京大学及び大阪大学で生まれた先端技術を元に、ライフサイエンス及び医療の発展と革新を目指すスタートアップ企業。先端イメージング、機械学習、マイクロ流体等の異分野技術を組み合わせて、次世代型のイメージ認識型高速セルソーティング技術を開発している。この基盤技術を用いることで、新しい再生・細胞医薬や医療検査診断、創薬を実現させ、革新的な治療や診断に貢献することを目指しているという。2019年6月には、経済産業省よりJ-Startupの1社に認定されている。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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  • 新田裕亮

    新田裕亮

    • 株式会社スタート
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