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NTT西日本×SUNDRED|新産業共創スタジオにて新たな事業開発に着手

NTT西日本×SUNDRED|新産業共創スタジオにて新たな事業開発に着手

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100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」SUNDRED株式会社は、2021年4月より西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)と新産業共創スタジオにて新しい時代の価値創造に向けた事業開発の取り組みを開始した。具体的には、新産業共創スタジオの「スタジオパートナー」として提携し、まず始めに「ユビキタスヘルスケア産業」「セルフデベロップメント産業」「ハピネスキャピタル産業」「プレコンセプションケア産業」の4つの新産業共創プロジェクトにフォーカスし、新産業に繋がるような社会起点での新しい目的とエコシステムの共創に向けて取り組んでいくという。

両社の強みと具体的な提携の内容

新産業共創スタジオの「スタジオパートナー」としてNTT西日本と提携し、両社の強みを持ち寄り、ビジョンを共有しながら新しい時代の価値創造の仕組みの構築に取り組んでいく。具体的には下記の内容について議論を重ねながら進めていくという。

SUNDREDの強み

・多様な企業、経営者、セクターへのアクセスと「インタープレナー」のマインドセットに基づく巻き込み力

・オープンな対話に基づく共感度の高い「実現すべき未来」のデザイン

・プロジェクト化(エコシステム構想、トリガー事業の創出)のための適切なプロセス(新産業共創プロセス)

・複数の新産業同士の重なりや、掛け合わせによるシナジーの創出

・新産業共創のためのPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)、推進力

NTT西日本の強み

・最新かつ高品質のIT技術

・誰もが安心して使える通信ネットワーク、情報通信インフラサービスの提供

・「新しいスタイルへの転換」をICTでサポートする「ソーシャルICTパイオニア」としてのビジョン

・最先端のICTを活用した「社会課題の解決」「新たな価値創造」の実践

・「地域活性化推進活動」や共創ラボ「LINKSPARK」等を通じた地域社会の発展への取り組み

具体的な提携の内容

・NTT西日本が「スタジオパートナー」として新産業共創スタジオに参画し、新産業の共創を共同で推進

・「新産業共創プロセス」の普及・促進、改善を推進

・「ユビキタスヘルスケア産業」「セルフデベロップメント産業」「ハピネスキャピタル産業」「プレコンセプションケア産業」等、「実現すべき未来」のための新産業領域の開拓・共創の加速

・都市と地域を繫いだ新産業共創の実践

・新たなテーマの新産業プロジェクト化

■ユビキタスヘルスケア産業

医療・ヘルスケアにおける「医療リソースの最適配分」「医療費増加の抑制」「多様化への対応」といった課題を解決していくために、産官学・地域が一体となってエコシステム構築を進めていくプロジェクト。先行して2019年からNTTスマートコネクト株式会社と連携し、トリガー事業である株式会社シェアメディカルのデジタル聴診デバイス「ネクステート」を活用した遠隔診療ソリューションの開発・社会実装に取り組んでいる。

■セルフデベロップメント産業

人生100年時代に一人ひとりが、自分自身の人生のオーナーとしてライフプランを主体的デザインし、自分らしく生きていくために必要な「気づき」や「学び」、「価値創造」の機会を適切に獲得していくことができるようにする新産業共創プロジェクト。個人と企業が連携して、一人ひとりの能力開発・成長に取り組んでいける仕組みを構築する。

■ハピネスキャピタル産業

Society 5.0の究極の目的である、多様な個人のウェルビーイング/ハピネスの実現。「ハピネスキャピタル産業」共創プロジェクトでは、テクノロジーの進化に伴いハピネスが計測可能になってきたことをベースに、全ての人のハピネスの最大化に向けて製品・サービス、事業・産業を再構築するためのプロセスを定義し、具体的な実証を通じてハピネス最大化のモデルを開発していく。

■プレコンセプションケア産業

コンセプションとは受胎のこと。プレコンセプションケアは女性やカップルが妊娠について考えるとともに、社会としてそれをケアしていくことだという。プレコンセプションケアと社会システムのあるべき姿を想像し、それを実現するためのエコシステムの仮説や、トリガーとなる事業・サービスを共創し、「人間中心の社会」に求められる、人の人生をサポートする新たな産業領域を創出していく。

提携の背景について

物質的な充足を追求してきた時代から、心身的な充足がより一層求められるようになってきている。テクノロジーの進化にともない、これまでトレードオフだと思われていたことがそうでなくなり、全ての産業が一人ひとりの多様な人生をサポートし、サステナブルで豊かな社会を実現していく方向に向かい始めているという。そしてインターネットで全てが繋がる世界においては、個社の製品・サービスのシェア争いをするよりも、繋がった全体としてのソリューションを様々な企業・スタートアップ同士で、更にはセクターを超えて共創し、継続的に価値を高めていくことが一層重要になってきている。

このような時代において、人の生き方、暮らし方、働き方も大きく変わろうとしている。一人ひとりの個人が様々なツールにサポートされながら社会と対話を行い、自己認知を高め、自分らしい人生について考え、それぞれの幸福(ハピネス)や、心身ともに良好で社会的にも充実した状態であるウェルビーイングを積極的に求めていくようになるという。企業や社会システムそのものも、個人が自分らしく活き活きと社会との関係性を意識しながら幸せに生きていこうとすることをサポートし、むしろそのような個人を主役に据えながら、より良い未来のためのソリューションの構築を進めていく形へと変化していくことが求められている。

この新しいパラダイムにおける価値創造の仕組みの社会実装を進めるため、SUNDREDは2019年に立ち上げた新産業共創スタジオを通じて、「新産業共創プロセス」を開発し、具体的な新産業の共創に取り組んできたという。約12個の新産業共創プロジェクトを組成し、新産業のエコシステム構築と、その中核となるトリガー事業の創出・成長加速を行ってきた。2020年にはプロジェクトの主役となる、対話を通じて社会起点の目的を共創していく社会人を「インタープレナー」と定義し、インタープレナーのコミュニティの構築を開始した。

NTT西日本は、社会を取り巻く環境変化がもたらすさまざまな課題に対し、ICTを活用し解決する「ソーシャルICTパイオニア(地域のビタミン)」として社会の発展、SDGs(持続可能な開発目標)へのさらなる貢献をめざし、社会が抱える課題を解決する様々な革新的サービスの社会実装を進めている。10の重点分野において地域社会のスマート化に貢献する「スマート10x」の推進や、「地域活性化推進活動」や共創ラボ「LINKSPARK」等、地域と一体となった形でイノベーションの創出による豊かな社会づくりに取り組んでいる。

今回、新しいパラダイムにおける目的の共創・価値創造の仕組み創りに、それぞれの角度からアプローチしてきたSUNDREDとNTT西日本がお互いのビジョンと取り組みに共感し、その推進に共同で取り組むことになったという。両社の知見を持ちより、新産業共創スタジオにおいて共創を行い、社会的インパクトと財務リターンを両立していく、新しい価値創造の仕組みの社会実装を進める。

 

▲新産業共創プロセスのイメージ図

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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