フラー×KDDI | 地方創生で業務提携、第一弾として新潟大学と共同で地域活性化に向けた研究を開始
アプリ分析サービスなどを手がけるフラー株式会社は、KDDI株式会社と2021年1月7日に業務提携契約を締結したと発表した。両社は、本業務提携の第一弾として国立大学法人新潟大学と、5GやIoTなどの先端技術を活用した、ICT人財や起業家人財の育成に取り組み、地域の活性化につなげるという。
三者の強みと役割
三者は本共同研究を通じて、フラーが有する新潟県および新潟県内企業・ベンチャーとの深い接点、新潟大学が有する起業家教育への知見や卒業生・社会人ネットワークといった新潟県内における育成基盤に、KDDIが有する5GやIoTなど先端技術を活用したICT人財教育や、地方創生における起業家育成の知見を掛け合わせる。これにより、次世代地域産業をリードする起業家人財を育成し、地域産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進とベンチャー・スタートアップの創出を目指すとのことだ。
▼本共同研究の概念図
業務提携の内容
(1)新潟県発の起業家創出・人財育成
・ KDDIとフラー共同による、起業家育成施策の検討・実施
・ 5GなどKDDIのアセットを活用した、遠隔教育の施策検討・実施および他地域への展開
(2)地域企業のDX推進
・ 新潟県における地域企業のDX推進施策の検討・実施
・ 他地域への展開も見据えた、地域企業のDX推進に資する協業事業の検討・実施
共同研究の内容
(1)先端技術の地域活用についての共同研究
・ 5Gを活用し、東京都内のスタジオなどと新潟県内の5G拠点をつないだ最先端のICTによる地域格差のない遠隔教育の実施
・ 次世代地域産業のDXを推進するための、最新のICTを活用した人財育成教育の共同研究の実施
・ 教育コンテンツのオンライン化やアプリの開発・提供による、学習機会の拡大を行い、全国の見本になり得るような効率的な地域連携の強化
(2)起業家人財育成についての共同研究
・ 新潟大学や地域企業の有する技術シーズを起点とし、そこから発案されるビジネスアイデアに対して、伊藤研究室におけるアントレプレナーやサービスデザインに関する知見を掛け合わせることで、優れた起業家を育成
・ 起業マインド・起業化の達成および起業後の成長までを視野に入れたプログラムを研究・実施
・ KDDI ∞ Labo 採択のスタートアップ企業やKDDI投資先のベンチャー企業ネットワーク、フラーの持つ新潟ベンチャーネットワークも利活用することで、起業家のビジネスアイデアやテクノロジーと各者のアセットを連携
※関連リンク:プレスリリース