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味の素 | CVCを設立し、フードテックやヘルスケア分野のスタートアップやVCに投資

味の素 | CVCを設立し、フードテックやヘルスケア分野のスタートアップやVCに投資

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味の素は2020-2025中期経営計画において、「食と健康の課題解決企業」の実現を目標として掲げており、これに向けた施策の一つとして、今回新たにCVCを設立したことを発表した。CVCを通じ、食品やヘルスケア等の事業領域において、自社にない先端技術やソリューション、ビジネスモデルを有するスタートアップ企業やVCとの協業を推進し、自社ノウハウや知見との融合を図ることにより事業モデル変革を牽引する。CVCの活動は、2020年12月16日より開始。R&B(Research and Business)企画部にグループを配置し、フードテックやヘルスケア分野におけるスタートアップ企業やベンチャーキャピタル(VC)への投資を行うという。

CVCの活動内容

CVCは、スタートアップ企業との協業によるR&Bの実行や情報収集・ネットワーク構築によりイノベーションを加速する「イノベーションの探索」、スタートアップ企業と共に持続的な協業構造を補完させる「エコシステムの構築・強化」と、スタートアップ企業との連携やイノベーションを担う人財の育成による「企業文化変革の牽引」を目的に、「食と健康の課題解決」に繋がる分野において、卓越した技術やソリューション、事業モデルを有するスタートアップ企業やそれらに投資するVCに出資を行う。

2030年の未来として描く「食と健康の将来像」からバックキャストし、「Well-Being」、「地域・地球との共生」、「食の伝承と新たな発見」、「調理の進化」を投資領域として設定した。なお本CVCは、社内外向けの起業家プログラム(※1)とともに、事業モデル変革タスクフォースの中核となる取り組みの一つだという。

※1: 社外向け起業家プログラム「Ajinomoto Group Accelerator」、および社内向け起業家プログラム「A-STARTERS」


植物肉の「DAIZ」と資本業務提携

CVCの新設発表に先立ち、味の素は大豆由来の植物肉の開発・製造・販売を手がけるスタートアップであるDAIZ株式会社と投資契約を締結し、資本参加を開始したことも発表した。食肉の代替として植物由来のタンパク源への注目が高まっていることを受け、「栄養価値の高い植物肉」を開発したスタートアップであるDAIZ社への投資を行うことを決定したという。

DAIZの発芽丸大豆を使用した独自の素材に、味の素の「おいしさ設計技術」を活用してソリューション提案を行うことで、さらなる市場拡大とプラントベースドミート(植物肉)の普及を目指す。「おいしさと健康価値を両立したプラントベースドミート(植物肉)」をより多くの加工食品メーカーや外食店のメニューを通して生活者に届けることで、食資源代替による地球環境保護と、おいしくて健康的な食生活に貢献するという。


※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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