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独立系VC「kemuri ventures」 | フードテック特化型ファンドを設立、丸井グループなどが加入

独立系VC「kemuri ventures」 | フードテック特化型ファンドを設立、丸井グループなどが加入

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独立系ベンチャーキャピタルの「kemuri ventures合同会社」は、フードテック特化型ファンドを10月1日に設立したと発表した。ファンドの名称は、食の未来1号投資事業有限責任組合(以下、「食の未来ファンド」)だ。株式会社丸井グループ、株式会社バリュークリエイト、レオス・キャピタルワークス株式会社などが加入する。1次募集を完了し、今後は投資活動と並行して、食領域の大手事業会社向けにファンド総額の上限を30億円として2次募集を始める。また、食の未来ファンド加入会社向けに、オープンイノベーションやCVC設立・運営のサポートも行うという。



設立の背景・想い

『世界最高峰にある日本の食文化・食ビジネスを、次のフェーズへ』

「食」は日本の基幹産業の一つになるポテンシャルを持つ。しかし、人材不足やDX化の遅れをはじめ多くの課題を抱えており、それらが解決されなければ衰退の道を辿るリスクもある。Afterコロナも見据え、今は数十年続いた20世紀型の食ビジネスの大きな「転換期」だ。

米国の投資会社によれば、フードテックのスタートアップへの投資額は年々増加を続け、2019年の総投資額は150億ドル(約1兆6,000億円)で、5年前の約5倍の規模に成長。将来、フードテックの市場規模は、全世界で700兆円まで拡大するとも言われている。

こうした背景をふまえ、kemuri venturesは多層的な共創(日本と海外、スタートアップと大手企業、官と民、6次産業化、SDGs)を通じて、食領域で日本は「リーダーシップ」を示すべきだと考え、ファンド設立に至ったという。食ビジネスの課題を解決し、新しい食の可能性にチャレンジする起業家を支え、共に苦悩しながら『食文化・食ビジネスの未来を創る』ために活動をしていく考えだという。

<ミッション(使命)>

(1)サステナブルな世界を次世代に(SDGs)

(2)食ビジネスを日本の基幹産業の一つに

(3)明るい未来を創ることにチャレンジする起業家を応援

(4)スタートアップとの共創による大企業の変革(オープンイノベーション)

(5)食ビジネスの人材不足を解消

ファンドの概要

■名称/食の未来1号投資事業有限責任組合

■設立日/2020年10月1日

■無限責任組合員(GP)/kemuri ventures合同会社

■運用期間/2020年10月~2030年9月(10年間)

■ファンド規模/総額10~30億円

■主な投資対象/フードテック領域のスタートアップ(日本国内)

投資責任者プロフィール

食の未来ファンドの投資責任者は、岡田博紀氏が務める。岡田氏は、早稲田大学(法学部)卒業後、株式会社ジャフコでベンチャー投資のスタンダードを学び、三菱商事株式会社の生活産業グループIT投資部門でベンチャー投資(CVC)。その後、モバイルアプリ開発の株式会社ソケッツ(プレIPO期)で事業開発を経験。2003年に起業し食の世界へ、レストラン「kemuri神楽坂」を立ち上げ、初代店長として繁盛店に育てた実績を持つ。2012年に上海で起業し、日本料理店「kemuri上海」初代店長として中国市場にも挑戦した。

さらに、2017年に株式会社ぐるなびで、戦略投資部門(CVC)を新設し、部門責任者として食領域のスタートアップへ投資。株式会社丸井グループ共創投資部でも、スタートアップへ投資(CVC)を行った。著作に、『ビジネスで大切なことはみんなレストランで教わった ~一生役立つ仕事のスキルを身につける法~』(大和書房)がある。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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