クロスロケーションズ、東京理科大ベンチャーファンドより2.2億円を資金調達し”ロケーションテック”を加速
位置情報ビッグデータ活用クラウド型プラットフォーム「Location AI Platform™️ (ロケーションエーアイプラットフォーム、以下LAP) 」を開発・提供するクロスロケーションズ株式会社は、東京理科大学ベンチャーファンドを引受先とした第三者割当増資により、2億2000万円の資金調達を実施した。
合わせて、LAPを大幅刷新し、LAPの位置情報ビッグデータ解析機能である「人流モニタリング」や「商圏分析」などの各機能のウィジェット※1化と、それらを自由に組み合わせて1つのユーザーインターフェースとして把握・確認できる「LAP ダッシュボード※2」機能をリリースした。また、LAPの各機能の解析結果をすぐにマーケティング活動に繋ぎ、活用できる「XL ロケーションベースアンケート」やSNS広告も出稿可能な「XL ロケーションベース広告」も合わせて提供開始する。
※1 ウィジェットとは:PCのデスクトップやWebページなどで動作する小さなアプリケーションのこと。
※2 ダッシュボードとは:複数の情報源からデータを集め、概要をまとめて一覧表示する機能や画面、ソフトウェアなど。
資金調達の背景と目的
クロスロケーションズではこれまで、Location AI Platform の開発を通じて”ロケーションテック※”の開発・推進に取り組んできた。
今回調達した資金は、 Location AI Platform のバージョンアップ開発をはじめ、同社の強みでもあり独自技術である位置情報データ解析技術 ” Location Engine™️ ” の高度化や市場導入の推進に対応する資金として活用される。
※ ”ロケーションテック”とは:位置情報ビッグデータの収集・集計・分析・視覚化・活用法開発などにより、新しい情報と価値の創出を可能とする技術の総称。
投資家コメント
東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社 片寄裕市氏・高田久徳氏
東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社は、人々の暮らしを真に豊かにし、社会の健全な発展に貢献し得る、先進的なサービスを提供する企業への投資・支援を行っています。クロスロケーションズが展開する新しい Location AI Platform は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により変容した市場の変化及び消費者の行動を捕捉することが出来、それらの情報を活用していくことが必要とされている企業の皆様のマーケティング活動に対して、大いに貢献できるものと期待しています。また、東京理科大学グループとクロスロケーションズの産学連携、共同研修等を推進することにより、当社の更なる成長及び発展を支援して参ります。
Location AI Platform 全面バージョンアップについて
部門業務ごとに用意されたダッシュボード&ウィジェット搭載
マーケティング施策へすぐに繋がるアンケートおよび広告配信
「XL ロケーションベース広告」では、これまで提供していたモバイル広告・オフライン広告(ポスティングなど)に加え、サイネージ広告、SNS広告の配信が可能になった。
(TOMORUBA編集部)