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出張シェフサブスクのシェアダイン、Coral Capital・マネックスベンチャーズ・日本生命などから約2.2億円を資金調達

出張シェフサブスクのシェアダイン、Coral Capital・マネックスベンチャーズ・日本生命などから約2.2億円を資金調達

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株式会社シェアダインは、Coral Capital、マネックスベンチャーズ、三井住友海上キャピタル、日本生命保険相互会社、iSGSインベストメントワークス、フューチャーベンチャーキャピタル、複数のエンジェル投資家(以上順不同)を引受先とする第三者割当増資及び融資により、約2.2億円の資金調達をプレシリーズAラウンドにて実施した。

今回の資金調達により、マッチングの体験、よりパーソナライズされた食事の提案などを可能にするプロダクトの強化、および人員体制の拡充、マーケティングの強化に取り組んでいくという。

シェアダインについて

■シェアダイン

出張シェフのサブスクサービスを運営するシェアダインは、2018年5月のサービスローンチ以降順調に拡大し、単身世帯から子育て世帯、また高齢世帯などあらゆる世帯が、ライフスタイルやライフステージに合わせて利用する出張料理のマッチングプラットフォームへと進化した。2020年7月時点において栄養士、調理師等の資格を持つシェフの登録が700名を超え、累計で約10万食を提供してきた。

近年では、離乳食や子供の食育、アスリートメニューなどボディメイクのための食事や糖質レスなどのダイエット食、また糖尿病をはじめとする生活習慣病予防のための食事管理への問い合わせも増加している。

シェアダイン ウェルネス(法人向け福利厚生・ウェルネスサービス)

2019年10月には、個人向けのサービスに加え、企業の福利厚生・ウェルネスサービスの一環として、従業員向けの食事セミナーと出張料理サービスをパッケージにしたサービスも提供を開始、大企業から医療法人まで導入が進んでいる。またアフターコロナの福利厚生・ウェルネスサービスとして注目を集め、法人がリモートワーク中の従業員に対して、家庭での食事を支援するために、出張料理サービスを福利厚生として導入する動きも出ている。

市場概況と背景

近年、ライフスタイルの多様化に伴い、食の制限が存在したり家族間でライフスタイルが異なることがあるなど食のニーズが個別多様化し、個々人にパーソナライズされた家庭料理が求められている。さらに昨今は新型コロナウイルスの影響で、家庭での食事の比重が高まり、家庭内での食事のあり方が見直されている。

一方で、飲食店の休業・営業縮小を余儀無くされるなど外食産業における料理人の働く環境に大きな変化が生じ、「出張シェフ」という働き方が注目を集めている。

このような変化を背景に、食の専門家が出張シェフとして、家庭での食事をサポートする出張料理サービスのニーズが増加。今後ますますその流れが強まるという。今回の資金調達により、シェアダインのサービスとプロダクトの強化とマーケティングの拡充を図る。

引受先担当者からのコメント

■Coral Capital シニアアソシエイト 世古圭氏

「誰もがより豊かで健康な生活を望んでおり、その生活の中心にあるのは食事であり食卓です。ライフスタイルが多様化して食事や食卓のあり方が見直される中で、シェアダイン社のサービスは今後各家庭の様々なシーンで利用されることが期待されます。海外に比べて日本では家事を第三者に任せることに対する心理的・社会的ハードルがまだまだ存在しますが、シェアダイン社のサービスはそのような旧来の文化や慣習をもアップデートし、新しい食事や食卓のあり方のスタンダードを作るサービスにまで成長すると期待し、投資を決めました。」

■マネックスベンチャーズ株式会社(MV1号投資事業有限責任組合)インベストメントマネジャー 永井優美氏

「総務省の統計によると約半数の世帯が共働きとなっている現代社会にも関わらず、家庭の中での食事提供は家庭内の特定の人(主に女性)に負荷かかっているという課題が未だにあります。

そして、家族あるいは自身に食事を作り提供する過程の中で一番負荷がかかるのは、料理を作るという作業工程そのものだけではなく、家族の好みや体調、各人のライフスタイルに合わせたレシピを毎日、毎日『考え続けなければならない』ことだと感じています。

このような各家庭のライフスタイルや悩みに応じた日々の食提供をプロフェッショナルのみが対応してくれるという、今までにありそうで無かった次世代の食事への考え方やあり方を提供できるのがシェアダインサービスの重要な価値であると考えます。

今後、従来クローズドだった各家庭の食の悩みや、結果をデータ化することで、必ずしも自宅訪問型でのサービス提供に依存しないグロース市場への参画の広がりも見込んでいけるのではと思います。

『家庭や家族の考え方、あり方の多様性を応援し、家庭内をアップデートすることができる』ポテンシャルがあると期待しており、サービスの拡大がお客様の豊かな食生活のパーソナライズ化に貢献できると信じ、これからもご支援してまいります。」

■三井住友海上キャピタル株式会社 投資開発 プリンシパル 白松昌之氏

「シェアダインは、家庭における食の課題を専門家によって解決する、独自性の高いマッチングプラットフォームを提供しており、その将来性を評価して投資いたしました。with/afterコロナで家庭での料理比重が高まり、また飲食店の休業に伴う料理人の新たな働き方として、シェアダインのサービス需要が更に伸びることを確信しており、当社もサービスの拡大を支援したいと考えています。創業者のお二人はきめ細かなサービス運営と実行力に優れており、急成長を実現してくれるものと期待しております。」

■日本生命保険相互会社

「シェアダインの提供する出張料理のマッチングサービスは、様々なライフスタイルに対応できるとても魅力的なサービスだと思います。また、健康という観点から、食事は非常に重要な要素であり、当社のヘルスケアの取組みにおいても、シェアダインとの連携に可能性を感じています。」

■株式会社iSGSインベストメントワークス 代表パートナー 佐藤真希子氏

「私が初めてファウンダーの飯田さんと井出さんとお会いしたのは3年ほど前、創業間もない頃でした。CtoCだし、時間のかかる非常に難易度が高い事業だと思うけど、どうしてこの事業を選んだのか?と聞いた際に、お二人が信念を持ってビジョンを語って下さったのが印象的でした。

それから何度もお二人にお会いし、着実にシェアダインを広げ、勝ち筋を検証していく姿を拝見してきました。今回、これから事業をスケールさせていくタイミングで、ついにご一緒させていただける機会を得たことを、心から嬉しく思っています。

シェアダインは、日本の家庭の食事に、新たな選択肢を提供し、多様化を進めることで、生活に大きな変革をもたらすポテンシャルがあるスタートアップです。

皆さんも食事で困ることがあったら是非、一度シェアダインを使ってみてください。家族の最高の笑顔が見られますよ!」

■フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 投資1部 インベストメントオフィサー 中澤篤氏

「この度、2018年のシードラウンドに続いて2回目の出資をさせていただきました。日本の食卓は様々な社会変化を背景に食のニーズが多様化しています。また、新型コロナウィルス拡大により飲食業界も大きな変化があり、シェフも新たな働き方が求められています。シェアダインはそれぞれの社会課題にアプローチし、何より創業者である飯田さん、井出さんの強烈な原体験から細部まで想いが宿った素晴らしいサービスです。アフターコロナにおける新たな食卓の形を実現するために弊社も全力で貢献していきたいと思います。」

(順不同)

新規引受先(*敬称略、順不同)

・Coral Capital

・マネックスベンチャーズ株式会社(MV1号投資事業有限責任組合)

・三井住友海上キャピタル株式会社

・日本生命保険相互会社

・株式会社iSGSインベストメントワークス

・フューチャーベンチャーキャピタル株式会社

・キャシー松井(ゴールドマン・サックス証券株式会社 副会長)

・河合聡一郎(株式会社ReBoost 代表取締役)

・その他、複数名の個人投資家

シェアダインサービス概要

ホームシェフのサブスクリプションサービス。離乳食から生活習慣病まで、家庭料理をパーソナライズ。1回3時間で栄養士・調理師などの資格を持った食の専門家が、献立の提案、食材の買い出しから料理まで行う。利用料金:1食あたり644円~(税別、交通費込・食材費込)

※関連リンク:プレスリリース

【eiicon lab編集部】
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