eスポーツビジネスを展開するプレイブレーン、シリーズAラウンドで6億円の資金調達を実施
株式会社プレイブレーンは、6億円のシリーズ Aラウンド資金調達を行ったことを発表した。同社の資金調達は2019年2月に実施したシードラウンドの2億円に続き、2度目の実施となり、累計調達額は8億円となる。今回の第三者割当増資による引受先の中には、シードラウンドにも参加した BITKRAFT Esports Ventures も含む。
同社は今回の増資を受け、さらなる事業拡大への投資、採用強化、eスポーツエンターテイメント事業の拡大、国内最大規模リーグの「LJL」(League of Legends Japan League)のクリエイティブ、企画制作、運営を今まで以上に拡充していくことで日本のeスポーツ市場の急速な発展に合わせた事業の拡大を行うという。
また今回の資金調達に伴い、プレイブレーンでは新たにアドバイザリー・ボードのメンバーに Mangramo 創業者・現CEOであるバディー・マリーニ氏を迎え入れることを発表した。マリー二氏のeスポーツ、エンターテイメント業界での豊富な経験とアドバイスを受けながら、同社は今後も日本のeスポーツを牽引していく企業に成長することを目指していくという。
今回の資金調達に関してのコメント
■プレイブレーン 代表取締役 マイケル・シタール氏
「日本のeスポーツシーンは世界の中では後発ですが、今後4年間で250%の成長が期待されている急成長市場です。引き続き、我々も日本のチームや企業が世界市場に進出していくこと、そして海外のブランドが日本のeスポーツ市場とファンにアクセスできるよう大規模イベントの運営やプラットフォームの提供に注力していく予定です。」
■BITKRAFT Esports Ventures 創業パートナー マルタ・バース氏
「今回の投資に取り組むにあたり、日本のeスポーツ市場の将来性に大きな可能性を感じるとともに、プレイブレーンがさらに大きな役割を担えるだろうと感じています。日本のeスポーツシーンのさらなる成長を支援できることを嬉しく思います。」
<プレイブレーンについて>
株式会社プレイブレーンはeスポーツの企画、ブランディング、クリエイティブ、制作プロダクション、イベント運営、プロダクト開発とマーケティングに特化した会社。2016年の設立から今に至るまで、ゲーム業界、クリエイティブ業界、マーケティング業界など多岐のフィールドに渡ったバックグラウンドを持つメンバーから構成され、日本が世界のeスポーツシーンと肩を並べられることを目標に取り組んでいる。
2019年1月にプレイブレーンは合同会社ライアットゲームズと吉本興業株式会社と長期的なパートナーシップを結び、League of Legends Japan League(LJL)の運営ならびに、国際大会の日本語配信を行うことを発表した。League of Legends 以外にも、「クラッシュ・ロワイヤル」、「ハースストーン」、「PUBG MOBILE」、「グウェント ウィッチャーカードゲーム」などのゲームタイトルの国際大会の日本語配信や、大会運営を手掛けている。その他「FUTAROKU」、「DEKKI」、「TAIYORO」などのサービスも手掛けている。
<BITKRAFT Esports Ventures について>
BITKRAFT Esports Ventures はアーリーステージ、ミッドステージのスタートアップを対象とした投資会社。eスポーツの分野にフォーカスし、世界中のeスポーツ関連のスタートアップ企業への出資を行なっている。
2017年にeスポーツ専門の投資会社としてイエンス・ヒルガースによって創設。ヒルガースはESLの創業者でもあり、2015年にMTGに自身のシェアを売却するまでCEOを務めていた。ヒルガースはBITKRAFTのマネージング・パートナーを務める他、G2 Esportsの共同創設者でもあり、BAYES Holding(旧 DOJO Madness)のマネージング・ディレクターも務めている。
BITKRAFT Esports Ventures は2018年にeスポーツに特化したベンチャーキャピタルファンドを設立し、現在、ベルリン、ロサンゼルス、そしてサンフランシスコを拠点に活動している。
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