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AI/SaaSを展開するGROWTH VERSE、シリーズCラウンドで9.2億円、総額29.2億円の資金調達を実施

AI/SaaSを展開するGROWTH VERSE、シリーズCラウンドで9.2億円、総額29.2億円の資金調達を実施

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AI/SaaSを展開する株式会社GROWTH VERSEは、シリーズCラウンドで9.2億円を調達し、加えてみずほ銀行からの20億円の借入を合わせ、総額29.2億円の資金調達を実施した。これにより、累計調達額は54.8億円に達した。同社は今後、AI開発とM&Aを軸に、非連続な事業成長を目指す。

NBジャパンやデジタリフトが新たに出資 マーケティング強化へ

今回の資金調達は、NBジャパン・アセンダント・クロスオーバー株式ファンド1号やデジタリフト、個人投資家を引受先とした第三者割当増資によるもの。特にデジタリフトとは資本業務提携を締結し、マーケティング領域での連携強化を進める。デジタリフト取締役COOの田中友幸氏は「GROWTH VERSEは、高いビジネスマインドと柔軟な対応力を持つパートナー」とし、協業への期待を語った。

IVR最大手の「電話放送局」をM&A 音声AI領域へ参入

7月1日には、IVR(自動音声応答)クラウドサービスで業界最大規模を誇る株式会社電話放送局(大阪府)を子会社化。これにより、音声データの蓄積とノウハウを武器に、GROWTH VERSEは音声AIの開発を加速させる。自社のマーケティングAI「AIMSTAR」との連携を通じて、よりパーソナライズされた電話応対を実現し、カスタマーサポート領域への事業拡大も見据える。

このM&Aは、2024年に実施した人流分析SaaS「ミセシル」、売上管理SaaS「Zero」に続く3件目のグループインであり、M&A戦略を通じた事業拡大が加速している。

なお、同日付で経営体制も変更。南野充則氏が代表取締役会長 兼 CTOに、渡部知博氏が代表取締役社長 兼 CEOに就任した。AI技術の開発と経営戦略の両輪を担う体制とすることで、さらなるスケールアップを図る。

「AIMSTAR」を軸に、B2C企業の成長を支援

GROWTH VERSEが展開するマーケティングAI「AIMSTAR」は、B2C企業における顧客データの分析・活用を支援するSaaSとして、高い評価を獲得している。大手通販企業や金融機関を中心に多数導入されており、今後はオフライン領域への展開も強化。2027年9月期までに売上5〜10倍を目指す。

加えて、位置情報や購買データを活用した人流分析SaaS「ミセシル」、売上管理をデジタル化する「Zero」など、幅広いAIソリューションを提供しており、AIを用いた業務代替と業績成長の両立を実現している。

AI革命時代の“成長インフラ”を目指す

「BUILDING AI to maximize Business Growth」を掲げるGROWTH VERSEは、AI技術とM&Aの両輪によって、顧客企業の成長を支援するプラットフォームを構築中だ。自社開発のみならずアライアンスやM&Aを積極活用することで、市場変化に即応したスピーディな事業拡大を目指す。

音声、位置情報、売上管理といった多様なデータ活用領域において、AIサービスの進化と再学習を繰り返すことで、真に顧客価値のあるプロダクトを提供し続ける。今後もGROWTH VERSEの動向に注目が集まる。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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