【助太刀×パーソル】 業務提携により、日本全国の建設業界における労働力不足の解決を目指す
総合人材サービスのパーソルホールディングス株式会社は、建設業界に従事する全ての人たちを支えるマッチングプラットフォーム「助太刀」を運営する株式会社助太刀と業務提携を開始したと発表した。今回の業務提携では、パーソルグループが提携する地方銀行、および信用金庫が抱える建設業関連の取引先の労働力不足に関する課題に対して、助太刀の法人向けサービス「助太刀ビジネス」「助太刀エンタープライズ」を提供することで、改善、解決することを目指す。なお、パーソルグループは、2018年4月に、PERSOL INNOVATION FUND合同会社を通じ、助太刀への出資を実施している。
業務提携の背景
昨今、建設業界における労働力不足が叫ばれている。特に地方の中小工事会社では、職人や協力会社の手配が大変難しくなっている。パーソルグループでは、2016年以降、地方銀行・信用金庫との提携を強化しており、2020年2月時点で全国約200の金融機関と提携するに至っている。提携先に対しては、パーソルグループのミイダス株式会社が運営する、正規雇用のための人材検索サイト「ミイダス」や、パーソルキャリア株式会社が運営する、転職サービス「doda(デューダ)」を中心としたパーソルグループ各社の人材紹介や人材派遣などの各種採用支援サービスを、地方銀行や信用金庫の取引先が抱える採用課題に合わせて提供してきた。
今後の展望
今回の業務提携により、パーソルグループが提携する金融機関の取引先である工事会社、工務店は、「助太刀ビジネス」「助太刀エンタープライズ」に登録する約13万の登録事業者から職人や協力会社を検索することができるようになる。また、スカウトメッセージを送ることで候補者と出会える確率が格段に向上する。さらに、助太刀内に自社ホームページを持つことで他社との差別化が図れ、職人や協力会社の興味を引くことができるという。
両社はこの提携により、全国各地の建設系組合や建材商社など、工事会社と取引を行うあらゆる機関とのビジネスマッチング、事業提携を進めていき、全国の工事会社の労働力不足問題の改善、そして地域経済の発展に貢献することを目指すという。
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(eiicon編集部)