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再配達をなくすOKIPPA|環境省の「新たなラストマイル配送モデル調査」に採択、実証実験へ

再配達をなくすOKIPPA|環境省の「新たなラストマイル配送モデル調査」に採択、実証実験へ

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物流系ITスタートアップのYper株式会社は、2019年度環境省調査案件「令和元年度CO2 排出量削減に資する新たなラストワンマイル配送モデル調査」の実証実験に採択され、日本郵便株式会社、佐川急便株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社オープンロジの協力のもと、OKIPPAや置き配などの新たな配送モデルの実証実験を、2019年1月24日より開始すると発表した。

「新たなラストワンマイル配送モデル調査」とは?

環境省が実施する「令和元年度CO2 排出量削減に資する新たなラストワンマイル配送モデル調査」では、今後の簡易受取りや置き配などの新たなラストワンマイル配送モデル構築に向けた実証実験を実施する。

昨年12月に国土交通省より発表された2019年10月時点での宅配便再配達率は、全体平均15.0%(都市部16.6%、都市部近郊14.3%、地方11.5%)と、2017年10月の調査開始以降、15.5%(2017年10月)、15.2%(2018年10月)と再配達率は横ばいになっている。一方、国土交通省の「総合物流施策推進プログラム」において、宅配便の再配達率を2020年度に13%程度まで引き下げる目標を設定しており、従来の集合型宅配ボックスの普及とともに、新たな施策の確立と普及が急務になっている。

今回の実証実験では、簡易宅配ボックスであるOKIPPAの活用や指定場所配送(置き配を含む)について、宅配便の受取方法の多様化の有力な手法として検証する。実証実験においては、再配達削減・生産性向上やCO2排出量削減に関するデータ取得・分析、利用者・配送員等のアンケート調査を行い、効果を可能な限り定量的に評価する予定だ。

実証実験の内容

●実施地域

全国(オートロックマンション以外にお住いの方)

●実施期間

2020年1月24日(金)〜2020年2月23日(日)

●検証内容

(1)置き配を含む簡易配送の普及に必要な条件の検証 

(2)オートロックマンション内への置き配を含む簡易配送実施手段の検証(※1)

※1:実証実験用のオートロックマンション別途用意しており、該当建物に在住の方のみ参加が可能。

●検証方法

一般の消費者に、検証用通販サイトから商品をご購入いただき、配送方法として以下3つの需要や実装方法、その他利用者の満足度に関して調査をする。購入者には商品到着後にアンケートが自動送付され、アンケートに回答すると謝礼として1,000円分のAmazonギフトカードが送付される。

<調査事項>

(1)OKIPPAや置き配などを含む簡易受取の消費者ニーズ

(2)盗難補償の消費者ニーズ

(3)玄関前チャイムなし配送の消費者ニーズ

●検証用通販サイト

お米や洗剤など、普段使いの日用品を取り揃えている。指定場所配送として、非対面での受取り方を購入者が選択可能なほか、玄関チャイムの利用可否も選択できるようになっている。また、配送方法の選択画面では、1配送+30円で試験的に提供する盗難補償の利用可否も選択が可能だ。

通販サイト①(置き配、簡易宅配ボックス、チャイムなし選択可):https://store2.okippa.life/

通販サイト②(簡易宅配ボックス選択可):https://store3.okippa.life/

再配達をなくす「OKIPPA」とは?

OKIPPAは、吊り下げ式の簡易宅配ボックスとアプリで再配達ストレスをゼロにするサービスだ。2018年9月中旬の販売開始から全国13万世帯以上で利用されている。スペースのない場所にも手軽に宅配ボックス環境を作ることが可能だ。

OKIPPAには、玄関口に固定する専用ロックと内鍵(シリンダー式南京錠)が付属しており、盗難や個人情報漏洩のリスクを大幅に低減できるのが特徴だ。収納時は手のひらサイズまで折りたたみ可能で、設置工事は発生せず、女性でも簡単に取り付けが可能。専用のOKIPPAアプリと併用することで、OKIPPAバッグに荷物が預入されるとアプリに通知が入る。

万が一、再配達になった場合も再配達依頼をアプリから簡単に完了することができる。盗難が心配な場合には、プレミアムプランの一つである東京海上日動と共同開発した専用の盗難補償「置き配保険(TM)※」が利用可能。ドアノブの形状にもよるが、専用の結束バンドが付属されており、大抵のドアノブ(L字型、丸型など)には取り付けることができる。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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