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Hmcomm | NTTPCのネットワーク基盤の提供を得て「異音検知POC Lab」を設立

Hmcomm | NTTPCのネットワーク基盤の提供を得て「異音検知POC Lab」を設立

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ディープラーニングを活用し音声から価値を提供する、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下 産総研)発ベンチャーHmcomm株式会社は、音を可視化する異音検知プラットフォーム(Flexible Anomaly Sound Training and Detection、以下 FAST-D)の本格展開を目指し、株式会社NTTPCコミュニケーションズのInnovation LABに「FAST-D POC Lab」の設立を発表した。

HmcommはNTTPCのネットワーク基盤の提供を得て「FAST-D POC Lab」の展開を開始する。

集音した大容量データをセキュアな環境でアップロードを実現し、機械学習を実行するためには、高性能GPUを搭載したサーバーに加えて、データ転送時のセキュリティと通信路の確保が欠かせない。そのためには専用のネットワーク設営が必要となるが、本格システム導入前のPOCフェーズにおいてすべての環境を提供することは難しくPOC実施の障壁となる課題が存在していた。HmcommではNTTPCのSD-WANを用いたVPNソリューションを活用する事で、この課題を解決しPOCの受付を幅広く行える機能設備の構築を行った。

Hmcommは今後も音のAI IoTソリューションの創出に力を入れ、社会に貢献していくという。

■FAST-Dについて

異音検知プラットフォーム「FASTD」プラットフォーム・アーキテクチャー。ユーザーの環境・目的に合わせた集音デバイスによって集録された音響・振動データに対し、適切な前処理、ディープラーニング等を用いた特徴量抽出を行う。データに合わせた様々な異常判定アルゴリズムによる異常検出を実施する際に、一般的に異常データの発生頻度は低く、収集が困難な場合が多いため、この課題を解決するために、同プラットフォームでは、正常データから初期モデルを構築している。初期モデルに基づく運用過程で得られた異常判定データの成否に対するユーザーのチェック(Hmcommが産総研技術移転および独自研究開発で培った音響、言語学習を行うことで、より高精度な異常判定モデルをシステムに反映させることが可能)によるモデル更新を行う「教師あり学習」機能と正常データからモデル作成をアプローチする「教師なし学習」機能を可能としているという。

なお、今回の発表に関してのエンドースメントは次の通り。

■株式会社NTTPCコミュニケーションズ 代表取締役社長 田中 基夫氏

「NTTPCは、このたびのHmcomm様の取り組みを心から歓迎いたします。この取り組みにより、従来であれば熟練した作業員によって行われた異音検知も、AIが学習・判断することにより常時監視・自動化が可能となると確信しています。NTTPCは、Hmcomm様との協業関係を通じて、AI異音検知ソリューションの普及促進をサポートして参ります。」

■エヌビディア合同会社 日本代表 兼 米国本社副社長 大崎 真孝氏

「NVIDIA DGX Systemsを有効活用したHmcomm様のAI異音検知ソリューションへの取り組みにより、製造業や農業を始めとした、様々な産業分野において進化がもたらされると確信しております。エヌビディアは引き続きNVIDIA InceptionスタートアップパートナーであるHmcomm様の取り組みを支援してまいります。」

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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