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世界屈指の通信インフラを活用したNTT Comのオープンイノベーション―遂にベールを脱いだ「6つの共創プロジェクト」を紐解く

世界屈指の通信インフラを活用したNTT Comのオープンイノベーション―遂にベールを脱いだ「6つの共創プロジェクト」を紐解く

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「世界のインフラから未来のコミュニケーションを変えていく」をコンセプトに、2019年1月からスタートしたNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)によるオープンイノベーションプログラム『NTT Communications OPEN INNOVATION PROGRAM』。6社が協業パートナーとして採択され、同社のテーマオーナーと二人三脚で、プロダクトの開発、ビジネスプランの検討を進めてきた。

その中間発表会を兼ねたイベント『OPEN INNOVATION DAY』が、去る8月29日(木)、大手町プレイスウエストタワーで開催された。当日は、企業の新規事業担当者や起業家、メディア、関係者など総勢300名以上が集まり会場は満席。来場者が注目する中、3時間半にわたってセッションやピッチが繰り広げられた。――本記事では、各協業プロジェクトの発表内容を中心に、イベント当日の模様をお伝えする。

『REBORN』――20周年を迎える今こそ、第二創業期

最初に登壇したのは、NTTコミュニケーションズ株式会社 代表取締役社長 庄司氏だ。庄司氏からは、今年の7月に創立20周年を迎えた同社が、第二創業期として『REBORN』というプロジェクトを推進し、全社をあげて未来のコミュニケーションを創造することに挑戦していくことが語られた。また、今回のイベントはひとつのマイルストーンであり、“真夏の夜の夢”だけで終わらせるのではなく、今後さらに発展させていき、それぞれのプランを具体化して社会に出し、世の中に貢献していくという決意が述べられた。

続いてのOPENING TALKでは、内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付 イノベーション創出環境担当企画官 石井氏が登壇。成果が出ているオープンイノベーションの特徴として、「トップのコミットメントがあること」「現場の熱意があること」「意思決定・資源配分・事業評価などにおいて、既存事業と異なる仕組みをつくっていること」が挙げられると説明。その上で、「このような取り組みが進んでいくことで、日本のオープンイノベーションが発展していくことを願っている」と期待を込めて語った。

本プログラムの事務局を務める、経営企画部 オープンイノベーションプログラム事務局 福田氏・岩田氏からは、社内公募制により選抜した熱い想いを持ったテーマオーナーが参加していること、今回の発表は約3カ月間のPoCの経過報告であり今後も取り組みを継続すること、本イベントにかける熱意などが説明された。さらに、「コミュニケーション、通信の未来を一緒に考えていきたい」との想いが語られた。

NTTグループ一体で事業創出へ――グループ2社の取り組み

協業プロジェクトの発表に先立ち、NTTグループ内にてオープンイノベーションに取り組む2社から「NTTグループ共創の裏側」というテーマでセッションが行われた。青い法被(ハッピ)を着て民謡を歌いながら登場し、会場の空気を和ませたのは、株式会社NTTデータにてオープンイノベーションプログラム『豊洲の港から』をリードする残間氏だ。

残間氏は、『豊洲の港から』が約6年前にスタートし、国内だけではなく全世界に取り組みを広げているプログラムであることを説明。現在、大きく分けて2種類の取り組みを実施しており、ひとつは先進的なベンチャー企業がプレゼンを行うフォーラムを毎月開催するプッシュ型。もうひとつは、オープンイノベーションコンテストを全世界で開催するプル型だと語った。これまでの実績から、オープンイノベーションを成功させる秘訣は、「個人と個人の圧倒的な信頼関係が構築できるか、担い手のパッションが非常に重要だ」とし、特に「幹部・事業責任者・アクセラレーター、この3者のパッションが揃うことで必ずオープンイノベーションは成功する」と力強く語った。

続いて登壇したのは、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)にて、『LIGHTnIC』と題したオープンイノベーションプログラムをスタートさせた山本氏だ。同社のプログラムの大きな特徴は、ボトムアップで始まった点だ。社内有志によるプロジェクトに端を発し、少しずつ周囲や上層部を巻き込みながら、昨年12月には全社で取り組むプロジェクトとなった経緯が共有された。

また、NTTグループの不動産施設、研究所技術などと連携し、グループ全体からアセットやリソースの洗い出しを進めていると話した。最後に、「NTTグループは平成元年に、時価総額で世界1位になった企業だ。まだまだ活かせるアセットがたくさんある。ベンチャーさんにそれらを使ってもらいながら、いかにして我々も成長していくか――NTTグループ全体で、オープンイノベーションを盛り上げていきたい」と、未来に向けた想いを語って締めくくった。

テーマオーナー×採択6社による『Co-CREATION PITCH』

休憩をはさんで、いよいよテーマオーナーと協業パートナーによる『Co-CREATION PITCH』がスタート。「最優秀賞」「審査員特別賞」のほか、来場者のWEB投票によって決まる「オーディエンス賞」も用意された。

審査項目は以下の4点。

(1) 課題が明確か

(2) 解決策に独自性があるか

(3) 市場性があるか

(4) チームとしての熱意があるか

なお、審査員は以下の5名が務めた。

■ 内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付 イノベーション創出環境担当 企画官 石井芳明氏

■ 合同会社ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタル / リアルテックファンド 業務執行役グロースマネージャー 室賀文治氏

■ 株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ 代表取締役社長 稲川尚之氏

■ NTTコミュニケーションズ株式会社 代表取締役副社長 丸岡亨氏

■ パーソルイノベーション株式会社 eiicon company 代表/founder 中村亜由子氏

壇上にはテーマオーナーと協業パートナーが登壇し、持ち時間10分の中で、プロジェクトの背景や内容、ビジネスプラン、今後のマイルストーンについてプレゼンテーションを実施した。以下では、その中身について紹介する。

【1】 『NTT Comの鉄塔を活用した街おこし事業の創出』 ×株式会社フーモア

トップバッターは、協業パートナーの中で唯一エンターテインメント事業を展開する株式会社フーモアとの協業プロジェクトだ。フーモアはマンガ家が創業した企業で、クライアントの悩みをマンガやイラストで解決するビジネスを展開する。1万人以上の登録クリエイターを擁し、分業方式により多種多様なクリエイティブを制作できる点が強みだ。今回の共創では、NTT Comのアセットのひとつである鉄塔をモチーフにしたコンテンツビジネスの創出を目指す。

プロジェクト開始にあたり、2000人にアンケートを実施したところ、「鉄塔は認識されているが、関心は持たれていない」ことが判明。そこで、鉄塔に興味を抱かせるコンテンツの開発をスタートした。手法には、北米のティーンを中心に人気急上昇中のインタラクティブストーリーを採用。インタラクティブストーリーは、ユーザーの選択で展開が変わる手法で、選択肢に課金するユニークなマネタイズ方法が特長だ。先行するアメリカでは、すでに年間230億円の売上を叩き出すプレイヤーが出現するほどの人気だという。

鉄塔をモチーフにしたインタラクティブストーリーの開発にあたっては、攻殻機動隊シリーズをはじめとしたアニメの脚本などを手がける藤咲 淳一氏に原作を依頼。作画にはリアルな風景を幻想的に描くことで定評のある東京幻想を起用した。さらに、横浜市とも連携し、横浜を舞台とした鉄塔コンテンツの制作を進めていると話した。「舞台はパラレルワールドの未来の横浜。荒廃した“横浜市”に住む主人公は、唯一機能している建造物“鉄塔の電波”を使い…」と、ストーリーの一部が紹介されて、発表は終了した。アプリ配信は、来年の4月を予定しているという。

【2】 『鉄塔を活用した小型ライダーの展開による風況データ活用の実現』 ×メトロウェザー株式会社


続いての発表は、同じ鉄塔をテーマにしながらも、アプローチ方法がまったく異なる、鉄塔という“場”を活用した協業プロジェクトだ。協業パートナーは、京都大学発のテックカンパニー、メトロウェザー株式会社。同社は、ドップラーライダーという、風に流されるPM2.5などのチリの動きを赤外線レーザーでスキャンすることで、風況を3次元的に把握するデバイスを開発している。今回の協業では、ドップラーライダーを鉄塔に設置し、3D風況マップを作成、提供することで事業化を目指す。

ニーズがある業界として注目したのが、ドローン業界だという。ドローンを飛ばすにあたり、突風・乱流が墜落原因の1つとなっていることが判明。そこで、ドップラーライダーの活用により、ビル風や突風を回避し、航続距離を落とさないルート選定ができるソリューションの提供を目指す。ドップラーライダーを活用すれば、UTM(無人航空機運行管理システム)で用いられている気象データよりも、もう1オーダー小さいスケールでの情報提供が可能だという。

六甲山(兵庫県)にある鉄塔にライダーを設置し、風況データを取得するPoCを実施。さらに、風況データ視覚化ツールの作成と業界ヒアリングを行い、ハード・ソフト・ビジネスの3つの側面からプロジェクトを進めている。ドローンマーケットは今後大きく成長する見込みで、国内の物流・空撮・点検領域においては2023年に約2000億円、全世界UTM市場においては2030年に約2800億円まで成長すると言われている。まずは、この巨大マーケットを狙うと語りプレゼンを終えた。

【3】 『データセンターにおける3D Viewを含む画像データプラットフォームの実現』 ×YouVR Inc.

続く発表では、協業パートナーであるYouVR Inc. CEO Ken氏が頭に360度カメラを被って登場し、会場を沸かせた。YouVRは、360度カメラを用いて三次元の世界を簡単にデジタル化できる技術開発に取り組むスタートアップだ。データセンターや通信ビルの構築・管理において必ず発生する現場調査を、YouVRの技術を用いて省人化するプランが提案された。発表の中では、実演ムービーとともに機能のポイントも語られた。

現在、国内外にあるグループ内の施設、約10カ所でPoCを進めており、好感触を得ているという。また、特許の申請も検討中だ。今後の展開として、まずは社内・グループ内のデータセンターへの導入により30%のコスト削減を狙い、将来的には人がまったく関わらないデータセンターの構築を目指す。さらに、データセンター以外への分野へも積極的に事業を広げていく構想が語られた。

※関連記事(YouVR Inc.との共創プロジェクト): https://eiicon.net/articles/974

【4】 『ラグビーを革命するスポーツテックのシステムデザイン』 ×慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科

4番目に登壇したのは、オリンピック・パラリンピックを目前に控え、盛り上がりを見せるスポーツテックプロジェクトだ。IoTセンサーやIoTデバイスによるデータの取得は一般化してきてはいるものの、使いこなせているチームは、ごく一部のトップレベルのチームにとどまっている。テクノロジーの進化により、データの「取得」「集積」は容易になったものの、データの「分析」「活用」ができていないことが課題だと述べた。

この課題を解決するため、誰もがどのチームにおいてもデータを使いこなせる状態を目指す。そのために重要なファクターがファシリテーションだという。データという客観値を用いて対話を行うことで、データをもとにした集合知を生み出し、合意形成を促せる、ファシリテータ―が必要だと説明。この考えのもと、NTT Comのラグビーチームのグラウンドで、様々な競技団体関係者を対象に『1Day session』と題したワークショップを実施したという。

『1Day session』では、アスリートたちにGPSや心拍センサーなどのデバイスを装着してもらい、データを取得・集積、さらに可視化したデータをメンバーに提示した。それをもとに、チームメンバーと対話を行い、どう活用していくかを話し合ったという。これらの取り組みから、ビジネスモデルは「スポーツチーム向けのコンサルテーション」と「データ活用ファシリテーターの育成・コミュニティ形成」の2本立てを検討。「データを活用したファシリテーションを広く普及させ、ファシリテーションにより合意形成ができるチームを日本中に増やす」というビジョンを語り、プレゼンを終えた。

【5】 『データセンターのスマートセキュリティ化の実現』 ×株式会社構造計画研究所

続いての発表は、データセンターの“鍵”にフォーカスした協業プロジェクト。協業パートナーは、工学知をベースとしたコンサルティングサービスで知られる株式会社構造計画研究所だ。同社は、『RemoteLock』という電子錠技術を持つ。今回の協業は『RemoteLock』技術を活用し、データセンターの“キーレス”を目指す取り組みだ。高度なセキュリティを要するデータセンターでは、サーバーラック毎に鍵管理を行っており、大規模なデータセンターでは年間2万本もの鍵の貸出を行っている。そのため、貸出対応にかかる時間は、全国で年間5000時間を超える。

そこで、物理的な鍵をなくし、NTT Comの持つAIを活かした認証技術と、構造計画研究所の『RemoteLock』技術を掛け合わせたソリューションを提案。発表では、実際に顔認証やポーズ認証等により鍵が開く実演ムービーもお披露目された。

今後の展開としては、データセンター事業者のほか、事業の水平展開により、保育園や福祉施設、商業ビルといった鍵や認証の必要な業界への進出も目指す。保育園をターゲットとした場合、年間約13億円の売上を見込めるとの試算も提示され、プレゼンは締めくくられた。

【6】 『テレイグジスタンスロボットを活用した遠隔地における専門作業の実現』 ×東京ロボティクス株式会社

ラストを飾ったのは、テレイグジスタンスロボットの実用化により、未来のコミュニケーションを描く、東京ロボティクス株式会社との協業プロジェクトだ。テレイグジスタンスは、「自身の体がどこにあったとしても、ロボットなどの体を借りて、必要な場所で、その場にいる感覚を持ちながら活動できる」世界を目指すものだと説明。これを実現するためには、「通信」「VR」「ロボティクス」の3つの技術が必要不可欠であることが述べられた。今回、通信・VRに長けたNTT Comと、力制御と認識・学習技術を組み合わせた知能ロボットソリューションを持つ東京ロボティクスが協業することで、テレイグジスタンスロボットの事業化を目指す。

技術的課題の解決策を模索すると同時に、“1st user”となる顧客を探すべく、ユーザーヒアリングを実施。ヒアリングからは、「業界によってはロボットよりアルバイトの方が安い」「人命に関わる作業にはニーズがある」「商機があっても法規制の問題がある」「スケールメリットより単発巨大案件の方が可能性が大きい」などの気づきを得たという。検討の結果、まずは化学プラントや原子力関連などの危険作業に狙いを絞り、フィールドトライアルを進めるマイルストーンを提示。ロビー活動なども行いながら、テレイグジスタンスロボットの社会実装を目指していくという。

※関連記事(東京ロボティクス株式会社との共創プロジェクト): https://eiicon.net/articles/1089

「SPECIAL SESSION」 テクノロジーの進化によって変わる未来のコミュニケーションとは?

スペシャルセッションでは、株式会社エクサウィザーズ 取締役会長 春田真氏(写真右)、ユニロボット株式会社 代表取締役 酒井拓氏(写真中)、NTTコミュニケーションズ株式会社 技術開発部長 山下達也氏(写真左)が登壇。「テクノロジーの進化によって変わる未来のコミュニケーション」をテーマにセッションが繰り広げられた。以下で、その一部を紹介する。

「コミュニケーション領域におけるテクノロジーの進化とは?」という問いに対して、春田氏より「対面から、離れた人とのコミュニケーションへと発展し、結果的に時間的な制約・物理的な障壁を乗りこえてきた。近い将来、言語の壁を乗りこえていく」と語られた。さらに、個人的な興味として「トランステックという技術の発展から、自分自身の内面とのコミュニケーションもより進化していく」と述べられた。また、酒井氏は、「音声や非接触型へとコミュニケーションのスタイルは変わっている」と説明した上で、「その中で、ユニロボットがロボットを登場させた経緯は、人間は人に近しい対象物のほうが信頼ができ、感情移入をしやすい」と指摘。「ロボットやアバター、ヒューマノイド、ホログラムなどを介したコミュニケーションが進化する」と語った。

山下氏からは、同社の目指す未来に関して、テレイグジスタンスについての発表もあったが、『攻殻機動隊』(士郎正宗による漫画、後に映画化)で描かれた世界のように“電脳と義体”が実現する未来は近づいている。同時に、そういった新しい技術を支えるインフラが必要になる。徹底した低遅延や高度なセキュリティなどを追求し続けることが、インフラを担う企業としての使命だと考えている旨が語られた。

講評・結果発表――栄えある最優秀賞に輝いたのはどのチーム?

結果発表に先立ち、講評として副社長の丸岡氏より、「当社にとってはREBORNの年、引き続きイノベーションプログラムに力を入れていきたい」という決意が示された。加えて、「6チームのコラボレーションがさらに進んできたと感じる。この後の事業化に向けて、さらにブラッシュアップしてほしい」と各チームにエールが贈られた。

続いて、各賞の発表が行われた。来場者の投票により決まるオーディエンス賞には、「メトロウェザー株式会社との協業プロジェクト」が選出された。また、審査員特別賞は、「メトロウェザー株式会社との協業プロジェクト」と「東京ロボティクス株式会社との協業プロジェクト」に決定。メトロウェザー株式会社はダブル受賞となった。なお、副賞として「イベントへのブース出展権」も授与された。

そして、栄えある最優秀賞に輝いたのは、「YouVR Inc.との協業プロジェクト」だ。内閣府の石井氏より表彰パネルと、副賞として「イベントでのピッチ&ブース出展権」が授与された。受賞した稲葉氏からは、「ひとりではできなかったが、YouVR社と出会うことによって実現ができる。この機会を得られたこと自体がとてもうれしかった。皆に喜んでもらえるものを広めていきたい」とのコメントが語られた。

当日、会場には各協業プロジェクトの展示ブースが設けられた。展示ブースには、来場者らが集まり、テーマオーナーや協業パートナーと意見が交わされた。最後には、ネットワーキング・パーティーも催され、各自飲み物を片手に交流を深める様子が垣間見れた。こうして、「NTT Communications OPEN INNOVATION DAY」は、大盛況のうちに幕を閉じた。

取材後記

NTTコミュニケーションズが、全社をあげて「未来のコミュニケーションを変えていく」ことに取り組む――その決意が強く伝わってくるイベントだった。過去には、時価総額世界トップに輝いた実績を持つNTTグループ。同グループの持つアセットやリソース、技術、さらに熱意と経験知、スキルをあわせ持った“人”の可能性は計り知れない。同グループは、今後も引き続きイノベーション創出に向けて外部との連携を強化していくという。この動きが加速すれば、再び世界のビジネスシーンを席巻する日もそう遠くはないのではないだろうか――まさに、真夏の夜に花火が打ち上がる、その瞬間を見るような、期待の膨らむイベントだった。

(編集:眞田幸剛、取材・文:林和歌子、撮影:加藤武俊)

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