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『酒・食・飲』×サブスク・事業継承・フードロス――サッポロビジネスコンテストで「事業化挑戦権」を獲得した2チームのアイデアとは?

『酒・食・飲』×サブスク・事業継承・フードロス――サッポロビジネスコンテストで「事業化挑戦権」を獲得した2チームのアイデアとは?

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サッポロホールディングス株式会社が、株式会社サムライインキュベートと共同で行っている、スタートアップ共創型オープンイノベーションプログラム「サッポロビジネスコンテスト」。――2019年7月18日に最終審査会がサッポロホールディングス本社にて開催され、事業化挑戦権獲得の事業プランを決定した。

本コンテストは、「社会課題を解決し、人々の生活に豊かさをもたらす次世代『酒』『食』『飲』事業の創造」をテーマとして、サッポログループ内公募による選抜メンバーと、スタートアップ企業が協働し、新規事業創出を行うプログラムだ。昨年12月より募集を行い、2019年2月には10チームを形成し、アイデアブラッシュアップを実施。そこで選出された5チームが外部メンターのメンタリングを受けながら実証実験や事業プランのブラッシュアップを行ってきた。

最終審査会では、5チームによるプレゼンテーション、そして外部メンターによるパネルディスカッションが行われ、事業化挑戦権を獲得したチームが発表された。――本記事では、その様子をレポートする。

■アイデア創出から事業化まで、一気通貫したプログラム

最終審査会開会の挨拶を行ったのは、サッポロホールディングス株式会社 取締役 生方氏だ。同氏は、「長期経営ビジョンの実現に向け、スタートアップ企業との共創によるアイデア創出から事業化まで一気通貫したプログラムを展開している。今回の最終審査会から、具体的な事業の実現にぜひつなげていきたい。そして、今回の結果に関わらず、ここで得られた知見や経験を活かして、イノベーティブな風土醸成につなげていって欲しい」と語った。

続いて、外部審査員3名を含む合計8名の審査員が紹介された。今回は、5つの審査観点で定量的・定性的な評価を実施する。

・審査員(合計8名)

サッポロホールディングス株式会社 代表取締役社長  尾賀 真城 氏

サッポロホールディングス株式会社 常務取締役  征矢 真一 氏

サッポロホールディングス株式会社 取締役 人事部長  福原 真弓 氏

サッポロホールディングス株式会社 取締役 R&D本部長  大平 靖之 氏

サッポロホールディングス株式会社 取締役  生方 誠司 氏

(外部審査員)

Uber Japan株式会社 執行役員 Uber Eats日本代表  武藤 友木子 氏

Retty株式会社 代表取締役  武田 和也 氏

株式会社サムライインキュベート 創業者 代表取締役 共同経営パートナー  榊原 健太郎 氏

(審査観点)

・社会課題解決

・独自性

・成長性

・シナジー

・実現性

■5つの共創チームによるプレゼンの中身とは?

そしていよいよ、5チームによるプレゼンテーションが始まった。各チームが提案した内容について詳しく紹介していく。

 

(1)チーム「サッポロン」

事業プラン:ふたりのみ ~ゆったり過ごすお家の居酒屋さんセット~

共創スタートアップ:meuron株式会社

最初に登壇したのは、チーム「サッポロン」。彼らは、『ワンランク上の晩酌タイムをお家で実現させる、様々なクラフトビールとおつまみの定期配送サービス』を提案した。いま、週1回以上晩酌する夫婦は、60%もいるという。晩酌の時間は、夫婦の会話が交わされる大切な場となっている。しかし、「子どもがいるので外に飲みに行けない」「会話があまり増えない」「おつまみがマンネリ化しがち」など、特に妻側の悩みが大きいという。そこで、晩酌の時間を楽しく飲んで会話できるように、という想いで誕生したのがこの「ふたりのみ」サービスだ。

サブスクリプションモデルで、複数のクラフトビールと、複数のおつまみとおつまみレシピを配送する。さらに、共創パートナーであるmeuron社の技術を活用したチャットボットが接客担当として感想を聞き、好みのビールをレコメンドしたり、ビールに合うおつまみレシピを紹介したりする。まるで自宅が居酒屋になったかのように、夫婦の晩酌を総合的にサポートする設計だ。

(2)チーム「OJH(日本のおじ様を食生活からHAPPYに)」

事業プラン:AIを活用した、パーソナルな健康食生活マネジメント

共創スタートアップ:ライフログテクノロジー株式会社

 チーム「OJH(日本のおじさまを食生活からHAPPYに)」が提案したのは、『健康診断と食事記録から将来の疾病リスクと医療費負担額を「見える化」し、健康な食生活を「習慣化」するサービス』だ。日本の国民医療費は年々増加し、42兆円を超えている。また、生活習慣病疾患者が1/3を占める。この状況を変え、日本国民の健康寿命を延ばすことで、医療費の削減だけではなく、豊かな食生活を送れてお酒も楽しめる日本を創ろうというのが、このグループの目指す世界だ。

しかし、健康改善というのは難しく、分かっていても続けられない。それを解決するのが、今回提案するサービスとなる。ユーザーが行うことは、非常に「簡単」。健診結果と食事の写真(1カ月のうち1週間分)を撮るだけ。ライフログテクノロジー社のAI技術により、自動データ化される。そして、AIが将来の疾病リスクを診断して、医療費を換算するという。

(3)チーム「聖域なきキッチン改革」

事業プラン:冷蔵庫の中身から作れるレシピと購入すべき食材をチャット提案!『クック・パシャッド』

共創スタートアップ:株式会社オトナル

次にプレゼンテーションを行ったのは、チーム「聖域なきキッチン改革」。同チームは、『冷蔵庫内の写真から、チャット方式で時短で美味しいレシピや、不足している栄養を 補完できる買い物を提案するサービス』について発表した。チームメンバー全員が一人の夫として父として、「妻の大変さ」を感じた経験があることが、サービスの原点となっている。

日本の働くママは家事に育児に仕事に、非常に多忙だ。中でも一番大変な家事が料理。しかし、現実的に夫に料理を任せられる家庭はまだ多くない。さらに、料理の中で大変なのが、「献立決め」と「買い物」だ。忙しい中で子供が食べてくれて、栄養があるものを、手早く作るのは大変だ。さらに買い物の頻度が少ない中、「冷蔵庫に何があったかな」と、冷蔵庫の中身考えながら何を買うか考える手間もかかる。

そこでこのチームは、働くママの家事負担軽減を実現すべく、現在庫に着目して『クック・パシャッド』を考案した。ユーザーが行うことは、冷蔵庫内を撮影してチャット送信するだけ。単品ごとに撮影をする必要はないので手間はかからない。しばらくすると、冷蔵庫内の在庫を考慮した1週間分のレシピと、不足した栄養を補える食材が提案される。実証実験を行った結果、9割の人が継続利用を希望したという。

(4)チーム「five★flow」

事業プラン:みんグル~みんなのグルメ~

共創スタートアップ:株式会社イーフロー

「皆さんにも、閉店したら困る飲食店、残したい名物メニュー、ありませんか?」という問いかけからプレゼンテーションを始めたのは「five★flow」。彼らは、『ジモトメシサイト“みんグル”運営を通じた個人飲食店の活性化やメニュー継承等の支援ビジネス』を提案した。

さまざまな業界で後継者不足というのは課題となっているが、特に個人飲食店において店主の高齢化による閉店が相次いでいる。データによると、個人飲食店の経営者の半数以上が60代以上だ。このままだと、地元の食文化の衰退や地域経済のシュリンクにもつながってしまう。そんな、「惜しまれつつなくなっていく味」を救うべく、このチームは個人飲食店の活性化・継承支援サービスを提案した。

特徴的なのは、店舗を丸ごと継承するのではなく、「メニュー(レシピとノウハウ)」を資産化し、食文化を継承する」というビジネスモデルだ。まずは、全国の“ジモトメシ”を愛する人々が集うファンサイト『みんグル』を作り、残したい味の情報を収集する。次に、イベントなどを通じてファンや継承者を獲得する。そして、継承候補と提供者をマッチングし、継承をサポートする。そして、継承後にもIoTシステム支援などによる運営サポートを行う。

(5)チーム「MAKE FUTURE」

事業プラン:全食品メーカーの食品ロスを無くし循環させる新システム

共創スタートアップ:株式会社REARS

最後に登壇した「MAKE FUTURE」は、『すべての食品メーカーのフードロスゼロをブランド棄損なく実現する新サービス』を提案した。いま、深刻な社会課題となっているフードロス。日本の年間フードロスは642万トンで、世界6位、アジアワースト1位だ。この状況を改善し、必要としている人に、必要としている量の食品が行きわたる世界の実現を目指すのが、このプランだ。

最初のターゲット産業は、外食産業と食品メーカーによる260万トンのフードロス。業務用・賞味期限間際で、買い手のいない余剰食材を、ブランド棄損なくいかに流通させるかが肝となる。具体的な仕組みとしては、食品メーカーの余剰在庫情報と飲食店の要望をマッチングして、食品を通常より安価で飲食店に卸す。これを使って飲食店はお任せメニューを提供。消費者は月額定額制で、そのお任せメニューを食べられるという仕組みだ。このプラットフォームにより、メーカーはブランド棄損なく利益を得ることができ、飲食店は原価率の削減が実現でき商品の選択性も広がる。そして消費者は、コスパよく色々なメニューを楽しむことができる。

■有識者たちが語る、「社会課題解決に向けたオープンイノベーション」

審査員による審査が行われている間、今回メンターを務めた4名と、プログラム運営者によるパネルディスカッションが行われた。テーマは、「サッポロ×スタートアップで挑む 社会課題解決に向けたオープンイノベーション」

(パネルディスカッション登壇者)

・クックパッド株式会社 スマートキッチン事業部 Biz Dev & Strategy Manager  住 朋享 氏

・株式会社サムライインキュベート Senior Manager Enterprise Group  宿輪 大地 氏

・ニッセイ・キャピタル株式会社 ベンチャーキャピタリスト  高尾 壌司 氏

・株式会社博報堂 ミライの事業室 兼 Pinkoi Japan/iichi 取締役  飯沼 健太郎 氏

・サッポロホールディングス株式会社 戦略企画部 部長  小松 達也 氏

・株式会社サムライインキュベート Team Leader Enterprise Group  佐藤 建明 氏<モデレーター>

最初に提示された設問は、「各共創チームがテーマにしていた”社会課題”及びその解決方法」

「OJH(日本のおじ様を食生活からHAPPYに)」チームのメンターをつとめたクックパッド 住氏は、「社会課題を解決しよう、というだけでは事業は創れない。いかに個人がその課題を解決したいと思えるか、サービスを使いたいと思えるのか、が大事。そこで、このチームでもプロトタイプを早く作って、それをユーザーにぶつけてフィードバックを得て研ぎ澄ませていった」と話した。

サムライインキュベートの宿輪氏は、「聖域なきキッチン改革」チームをメンタリングした。宿輪氏も「社会課題は個人の課題の集合体。メンバーの解決したいことを意識して議論をした」と語り、「事業内容に関しては、アイデアブラッシュアップから大きくピボットしたが、チームメンバーに共通していた『奥さんを助けたい』という強い想いはずっとブレずに検討した」と語った。

続いて、フードロス削減をテーマとした「MAKE FUTURE」のメンターを担当した、ニッセイ・キャピタル 高尾氏は、「ベンチャーキャピタリストとして仕事をする中では、とにかくマネタイズがキーとなる。その観点で行くと、今回は非常に難しかった。仮説検証もさまざまなリスクや課題がある中で行うことになったが、ここまでフードロスについて仮説検証を行った人はあまりいない。事業として儲からないかもしれないが、非常に価値のある取り組み」と述べた。

博報堂の社員であり起業家でもある飯沼氏は、飲食店の事業承継プラットフォームを提案した「five★flow」のメンタリングを行った。このチームはまず、「地元の大好きなお店がどんどんなくなっていく」というリアルな話から始めたという。「個人飲食店の廃業を突き詰めると、その裏に日本の超高齢化社会という課題が見えてきた。さらに調べると、2025年には中小企業120万社が廃業するという大きな問題も見えた。等身大の興味から、大きな社会課題が見えてくる、そうした発見があった」と語った。

続いて提示されたのは、「サッポロホールディングスの社会課題解決における取り組み方」という設問。

これには、サッポロホールディングスの小松氏が回答した。サッポログループは、「潤いを創造し 豊かさに貢献する」という経営理念を掲げ、持続可能な社会づくりに貢献している。そのために、4つの約束「『酒・食・飲』による潤いの提供」「社会との共栄」「環境保全」「個性かがやく人材の輩出」と、それに紐づく11の重点課題アクションプラン」を提示している。小松氏は、まずそこに言及をした。

 さらに、「先ほど、メンターの皆さんから発言があったように、生活者個人の目線をいかに社会課題につなげて仕事ができるか。そして問題意識をいかにスピーディーに形にできるか。そうした仕組みが今後必要になってくると考えている。そこで、オープンイノベーションの手法を取り入れながら、社会に必要とされる企業として貢献していきたい」と語った。

最後の設問は、「大企業・スタートアップだからできる社会課題解決へのアプローチとは」

クックパッド住氏は、「スタートアップは尖った人材や技術・サービスがある。大企業はリソースやネットワークがある。そのいいとこ取りをする必要がある。ただ、大企業がスタートアップと協業するには、スピード感や尖ったサービスを創る人材の育成が必要」と議論の口火を切った。

それを受けてニッセイ・キャピタル高尾氏は「VCは『課題解決』の話はよくするが『社会課題解決』という話はあまりしない。それは何故かというと、社会課題解決は儲からないから。では、社会課題を誰が解決するのかというと、まさにスタートアップ×大企業に他ならない。そこで大切なのは、スピード感よりも継続性だと思う。大企業の通常の組織のように転勤が多く担当者が数年置きに変わるのでは、継続性は見込めない。今回サッポログループが行ったように、継続的に社会課題にアプローチできる仕組みづくりが必要」と述べた。

登壇者によるさまざまな議論を受け、サッポロホールディングス 小松氏は大企業ならではの社会課題解決のエピソードを語った。「チェコはホップの世界的な生産地だが、1970年代にウイルスが蔓延し、生産量が激減したことがあった。その時、サッポロの技術者が現地指導を行い、数年かけてウイルスフリーのホップの苗を作り、生産量を元に戻した」というのだ。

このように、気候変動などで生産量が激変した地域に対して技術力を提供し、高品質な原材料作りに貢献する取り組みを、サッポロは継続的に行っている。「こうした継続性、そしてリソースを割けるというのは、それなりの規模があるからこそできること」だと、小松氏は語った。一方で、「それを生活者の視点でどう事業化していくのかということについては、社内だけで考えていても答えが出ない。そこに関しては、オープンイノベーションが有効」だと述べた。

■事業化挑戦権を獲得したのは、2つのチーム!

いよいよ、最終審査結果の発表だ。今回、2つのチームが事業化挑戦権を勝ち取った。

■「サッポロン」 ふたりのみ ~ゆったり過ごすお家の居酒屋さんセット~

■「聖域なきキッチン改革」 冷蔵庫の中身から作れるレシピと購入すべき食材をチャット提案!

「サッポロン」のチームメンバーは、「外部環境が激しく変化するなか、何をすれば価値を創出できるのかを考えながら進めた。このサービスを早くローンチさせ、晩酌文化を使って自身の家庭のコミュニケーションも良くしていきたい」と語った。また、共創スタートアップmeuronの代表 金澤氏は、「多忙な中でやり切れたのは、実証実験に協力いただいたユーザーの方の反応が本当に良かったから。事業化に向けたエネルギーを得られた」とコメントした。

「聖域なきキッチン改革」のチームメンバーは、「それぞれの家庭において、『妻の負担を軽減して、助けたい』という想いが原点。その気持ちを忘れず、事業化に向けて走りたい」と決意を話した。共創スタートアップ オトナルの代表 八木氏は、「このプロジェクトが始まる前、妻と一緒に家事の自動発注システムを立ち上げようかというくらい、家事分担に困っていた。このビジネスコンテストで同じ想いの人達と出会えたことは運命。ぜひこの事業を現実のものにしたい」と力強く語った。

●外部審査員による総評

表彰の後は、審査員による講評が行われた。

まず、Uber Japan株式会社 執行役員 Uber Eats日本代表 武藤氏は、「色んな可能性を秘めているプランで、とても楽しませてもらった。今後、ビジネスプランをさらに詰めていく上で念頭に置いて欲しいのは、『起業家精神』を持って欲しいということ。せっかく恵まれた環境にいるので、使えるものは全部使い倒して欲しい。その先に、どれだけ事業をスケールさせていけるのか、見えてくるものがある」と期待を語った。

続いてRetty株式会社 代表取締役 武田氏は、「すべてのチームが社会課題を前提に置いたプレゼンテーションを行っていたことが印象的。世の中の課題に対してどれだけ強い想いを持つか、それが事業の成否を左右すると思う。どのチームも、その想いが素晴らしかった。今回選出された2チームのプランも、1ユーザーとして使っていきたいと思えたし、手伝えることがあればぜひ声を掛けて欲しい」とエールを贈った。

株式会社サムライインキュベート 創業者 代表取締役 共同経営パートナー 榊原氏は、まず審査の場について、「事業化挑戦権を獲得した2つのチームに共通しているのは、エンドユーザーと直接コミュニケーションを取るということ。従来のサッポログループのビジネスは、小売店を通してエンドユーザーへの販売を行うものだった。今後は、直接取引をしてデータを取っていくという経営陣の強い意志を感じられる選考結果だった」と述べた。

●審査員長による総評と、閉会挨拶

最後に、サッポロホールディングス株式会社 代表取締役社長 尾賀氏が、総評と閉会の挨拶を行った。尾賀氏はまず、最終審査会に臨んだ5チームのメンバーを労い、関係者に感謝の意を述べた。そして審査について「時間をかけて審査を行った。最終的には、これまでとは違った視点を重視した。今回2つのチームを選出したが、あくまで事業化挑戦権を獲得したということ。今後、事業化につなげるには、さらなるブラッシュアップが必要だろう」と語った。

さらに、「今回、サッポロビール、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、サッポロライオン、サッポロ不動産の幹部も顔を揃えている。そういった事業会社から、今回採択された2チーム以外にも票が入っている。今後、個別に判断を行う可能性もある」と、他チームにも道が開ける可能性があることを示唆した。

そして、「2月のアイデアブラッシュアップからこれまで、我々も大きな刺激を受けた。みなさんの努力に敬意を表するとともに、これからお互い新たなステージで努力を続けたい」と、締めくくった。

■取材後記

見ごたえのあるプレゼンテーションだった。審査員の方々やメンターの方々が話していたように、身近な課題と社会課題をオーバーラップさせたところから生じたアイデアが目立った。特に、採択された2チームの事業プランからは、豊かで潤いのある『酒・食・飲』のシーンがありありと目に浮かんだ。「サッポロン」が提案したクラフトビールとおつまみの定期配送サービスからは、1日の終わりに楽しく会話を交わす夫婦の様子。そして「聖域なきキッチン改革」が提案した冷蔵庫の中身からレシピを提案するサービスからは、ゆとりが生まれ笑顔で食卓を囲む家族の姿。2つのプランが事業化され、成長していく日が今から楽しみだ。

(編集:眞田幸剛、取材・文:佐藤瑞恵、撮影:加藤武俊)

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