CLAS×パナソニック、家電下取りの実証実験を開始――新品購入から再活用まで循環モデルを検証
株式会社クラス(以下、CLAS)は、パナソニック株式会社およびパナソニック マーケティング ジャパン株式会社と連携し、家電下取りの実証実験を開始した。パナソニック公式通販サイト「Panasonic Store Plus」で対象商品を購入する顧客に向け、冷蔵庫・ヘアドライヤーの買取サービスを提供する。
今回の取り組みは、パナソニックとSBIインベストメント株式会社が共同運営する「パナソニックくらしビジョナリーファンド」を通じた資本提携を機にスタートした協業施策の第1弾。両社のインフラを連携させ、新品購入から旧家電の回収、再活用、適正リサイクルまでを一気通貫でつなぐ循環型の仕組みと、その経済性を検証する。
資本提携後の協業第1弾、家電の循環モデルを検証
CLASは、家具・家電をはじめとする耐久消費財の循環プラットフォームを運営し、個人向けの家具・家電レンタル・サブスクから、法人向けのオフィス構築・移転支援まで幅広いサービスを展開している。
一方、パナソニックは、製品の検査済み再生品事業「Panasonic Factory Refresh」や家電リサイクルなどを通じ、資源循環に取り組んできた。
両社は2026年7月の資本提携以降、家具・家電領域における循環型社会の実現に向けて連携を進めている。今回の実証では、パナソニックの公式通販サイトにCLASの回収オペレーションを組み込み、家電を買い替える際の処分の手間や不安を軽減するとともに、回収した製品を再活用・リサイクルする仕組みを検証する。
実証期間は2026年10月14日から2027年3月31日まで。「Panasonic Store Plus」で対象となる新品を購入する際、利用者が「CLAS買取サービス」で事前見積もりを行い、発行された「買取番号」を注文時に入力することで、使用中の家電の買取・回収手続きを進められる。
冷蔵庫・ヘアドライヤーを対象に回収から再活用まで一貫して担う
今回の実証では、冷蔵庫とヘアドライヤーを対象とする。冷蔵庫は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の一部を除く地域が対象で、年式やメーカーを問わず、容量90L以上の製品を受け付ける。新しい商品の設置時に、旧製品を同時に集荷する。
ヘアドライヤーは全国を対象とし、2021年製から2026年製までの指定メーカーの製品を受け付ける。利用者が製品を梱包したうえで、指定日時に集荷する仕組みとなる。
CLASは、買取専用Webサイトの運営をはじめ、見積もり・査定、オンライン本人確認、集荷・回収、買取代金の振り込み、回収品のリユースや適正リサイクルまでを一貫して担う。
両社は今回の家電分野での実証を起点に、今後は住環境全体における家具・家電の持続可能な循環モデルの創出を目指す。両社の強みを組み合わせ、消費者の利便性向上と環境負荷の低減を両立する新たな買い替えの仕組みを構築し、サーキュラーエコノミーの実現につなげる考えだ。
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(TOMORUBA編集部)