アキヤ、空き家を介護・福祉施設へ再生する新サービスを本格開始——総額3.7億円の資金調達も実施
放置空き家の需要解析や事業設計・施工実装を手がけるスタートアップ、アキヤ株式会社は、介護・福祉事業者向けに空き家を選定・取得・改修し、施設物件として賃貸提供する「アキヤのカイゴ」「アキヤのフクシ」を正式開始したことを発表した。
あわせて、親会社であるAXホールディングスがレイトシードラウンドのセカンドクローズによる資金調達を実施し、同ラウンドにおける調達総額が3.7億円に達したことも公表された。
背景とサービスの特長
現在、日本国内では増え続ける放置空き家への対策と、急速な高齢化に伴う介護・福祉施設や住まいの不足が同時に進行している。
アキヤは「日本を、使い切れ。」をミッションに掲げ、これまでに外国人人材向け社宅サービス「アキヤのクルスム」を展開してきた。今回スタートした「アキヤのカイゴ」「アキヤのフクシ」は、その知見を活かして介護・福祉領域へ拡大した取り組みとなる。
本サービスの主な特徴は以下の通り。
・一気通貫による物件提供
物件の選定・取得から介護・福祉用途に応じた改修、設備施工までをアキヤが一括して担当。既存の賃貸市場では見つかりにくい適した物件を供給する。
・事業者の負担軽減と迅速な開設
初期費用や物件調達・改修に伴う資金調達負担をアキヤ側が担うことで、介護・福祉事業者は本来のサービス提供や利用者支援に注力できる環境を整える。
・地域インフラの再構築
すでに東京都八王子市や大阪府大阪市などで提供を開始しており、条件に合う物件が少ない地域でも新たな施設開設の選択肢を創出している。
資金調達の目的と今後の展望
今回調達した総額3.7億円の資金は、「アキヤのカイゴ」「アキヤのフクシ」における物件取得・改修・賃貸提供体制の強化や、人材採用、オペレーション基盤の拡充などに充当される。
同社は今後、「アキヤのクルスム」と本サービスを両輪として、放置された空間を住まいや介護の受け皿へと転換する取り組みを全国へ広げていく方針だ。
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(TOMORUBA編集部)