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フィッシュパスと福井大学、AIと複数無線を活用した「河川環境保全システム」の動作実験を福井県・日野川で実施へ

フィッシュパスと福井大学、AIと複数無線を活用した「河川環境保全システム」の動作実験を福井県・日野川で実施へ

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釣り関連のデジタルインフラや環境DNA分析技術を展開するスタートアップ、株式会社フィッシュパスは、国立大学法人福井大学との共同研究として、AIと複数の無線通信システムを組み合わせた「河川環境保全システム」の動作実験を実施することを発表した。実験は日野川漁業協同組合の協力のもと、2026年9月14日に福井県越前市の日野川河川敷にて行われる。

本取り組みは、総務省の委託研究(FORWARD)や国立情報学研究所のプロジェクト成果を活用し、ICT・AI技術によって持続可能な河川環境の保全と内水面漁協の課題解決を目指す産学官連携プロジェクトの一環だ。

開発の背景と課題

日本国内の内水面漁業においては、漁協組合員の高齢化や減少が進行しており、河川パトロールや放流業務、漂流物の回収、災害時の対応といった現場の管理負荷が高まっている。この課題を解決するため、フィッシュパスと福井大学はデジタル技術を活用した業務効率化および保全の自動化を追求。現場環境に対応できる無線システムと分散型AI(連合学習)を用いた高度な監視・予測インフラの構築を進めている。

動作実験の主な内容

今回の実証実験では、実際の河川環境下において以下の技術的検証を行う。

・ローカル5G×AIによる人物検知などの実行

高速・大容量のローカル5G通信とカメラ画像を組み合わせ、河川周辺の人物検知や安全管理・モニタリングを行う。

・LPWAを用いた水位データ等の通信

広域・低消費電力なLPWA(Low Power Wide Area)通信を活用し、水位センサーで取得したデータを遠隔サーバー・クライアント間で安定して送信する。

・多段接続PCと連合学習(分散型AI)による河川環境予測

複数台のエッジPC(NVIDIA Jetson Nano)を無線LANで多段接続。各データを一元集約することなくプライバシーを保持したまま学習を共有する「連合学習」を用いて、河川環境の動向予測を行う。

今後の展望

両者は今後、実証実験の結果を踏まえて「河川環境保全プラットフォーム」の開発をさらに加速させる方針だ。AIと次世代通信インフラを組み合わせることで、地域河川の持続可能な維持・管理モデルを確立し、全国の内水面漁協や地方自治体への横展開を目指していく。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部)

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