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フリュー×NTTドコモビジネス、プリントシール機を起点に“エンタメIoTセキュリティ”の実証へ

フリュー×NTTドコモビジネス、プリントシール機を起点に“エンタメIoTセキュリティ”の実証へ

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フリュー株式会社とNTTドコモビジネス株式会社は、IoT向けネットワークサービス「docomo business SIGN™」を活用し、プリントシール機(以下、プリ機)のセキュリティ実証実験を開始した。エンタメ業界における同サービスの導入は初の取り組みとなる。個人情報を扱うエンタメIoT機器において、通信経路上の脅威を未然に防ぐ“先回り型”の安全基盤の構築を目指す。

近年、IoT機器を標的としたサイバー攻撃は高度化・増加しており、従来の境界防御型セキュリティでは対応が難しくなっている。特にプリ機は常時ネットワークに接続され、画像データなどの個人情報を扱うことから、より高いセキュリティ水準が求められている。今回の実証では、SIMレベルでの脅威検知・遮断や不正利用検知など、通信レイヤーからのセキュリティ強化に踏み込む点が特徴だ。

通信レイヤーでの防御へ、4つの検証項目

本実証では、主に4つの観点から検証が行われる。

  1. ネットワーク上の不正通信を検知し、SIM単位で即時遮断する「脅威検知・遮断」

  2. SIM(IMSI)と端末(IMEI)を紐づけることで想定外の利用を検出する「不正利用検知」

  3. 基地局情報をもとに機器の位置を把握する「簡易位置把握」

  4. 発注・開通・停止や通信品質の可視化などを一元管理する「運用ポータル」

これらを通じて、従来の“機器単体での防御”に加え、“通信経路全体で守る”セキュリティモデルの有効性を検証する。IoT機器の増加に伴い、ネットワークレベルでのセキュリティ対策は不可欠となっており、今回の取り組みはその先行事例と位置付けられる。

両社の役割分担と狙い

本実証において、フリューはプリ機の提供および運用、検証環境の構築を担い、機器側の要件定義や評価を主導する。一方、NTTドコモビジネスは「docomo business SIGN™」の提供を通じて、脅威検知や不正利用防止、位置情報管理といったネットワークセキュリティ領域の検証を担当する。

フリューはこれまでにもプリ機において高いセキュリティ水準を維持してきたが、今回の取り組みによりネットワーク区間の防御をさらに強化し、開発の自由度とユーザーの安心・安全の両立を図る。一方、NTTドコモビジネスはAI時代を見据えた「AI-Centric ICTプラットフォーム」構想のもと、IoT機器におけるセキュリティ基盤の高度化を推進する。

8,000回線規模へ、エンタメIoTの標準化を視野に

今後は、実証結果を踏まえた段階的な展開により、最大8,000回線規模での一元管理と運用ガバナンスの確立を目指す。単なる個別機器のセキュリティ強化にとどまらず、エンタメIoT全体における安全基準の構築にも寄与する見込みだ。

また、将来的にはAI連携など新たな機能拡張も視野に入れており、セキュアな通信基盤の整備がその前提条件となる。エンタメ領域におけるIoT活用が進む中で、今回の実証は“楽しさ”と“安全性”を両立させるための基盤づくりとして注目される。

プリ機という身近なエンタメデバイスを起点に、IoTセキュリティの新たなモデルがどこまで拡張されるか。エンタメ業界におけるデジタルインフラの進化を占う取り組みとなりそうだ。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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  • 後藤悟志

    後藤悟志

    • 株式会社太平エンジニアリング
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