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CoNCa×NTTデータが、産後女性の回復支援におけるAI活用の実証実験を開始

CoNCa×NTTデータが、産後女性の回復支援におけるAI活用の実証実験を開始

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産後女性向け身体リカバリーサービス「SOCO(ソコ)」を運営する株式会社CoNCaは、株式会社NTTデータと共同で、産後女性の回復支援におけるAI活用の実証実験を開始した。NTTグループが有する先端AI技術を用い、理学療法士による伴走支援業務の効率化と質の向上を図る。専門家の知見をテクノロジーによって拡張し、支援の届け方そのものを進化させる取り組みだ。

高齢出産の増加、求められる継続支援

近年、産後女性の身体的・心理的負担は重要な社会課題として認識されている。高齢出産は増加傾向にあり、骨盤周囲のトラブルや慢性的な不調に対して早期かつ専門的な介入が必要とされる。一方で、専門職が継続的に伴走できる体制は十分に整っているとは言いがたい。

CoNCaが展開する「SOCO」は、理学療法士がオンラインで利用者一人ひとりに寄り添い、回復プロセスを支えるモデルを築いてきた。今回の実証は、その実践知にAIを組み合わせ、より多くの人へ安定的に質の高い支援を提供する仕組みづくりを目指す。

理学療法士の知見をAIへ、スケーラブルな支援へ挑戦

産後領域の専門性を持つ理学療法士は希少であり、人材供給には限界がある。また、育児に追われる当事者は自らの心身状態を客観視する余裕を持ちにくい。

そこで本実証では、経験豊富な理学療法士のノウハウをAIに実装。利用者の感情状態を推定し、共感的なコミュニケーションを通じて行動変容を促すモデルを検証する。身体機能の回復だけでなく、心理面も含めた自律的なリカバリーを支援することが狙いだ。

「置き換える」のではなく「力を広げる」共創

CoNCa代表の伊藤博之氏は、AI活用によって支援品質をさらに高め、地理や育児環境に左右されないサービスへ進化することへの期待を語る。

一方、NTTデータ ヘルスケア共創ラボ室長の矢野高史氏は、現場の専門性をAIで代替するのではなく拡張する点に意義があると強調。医療・ヘルスケア分野でのデータ活用基盤や社会実装の知見を掛け合わせ、持続可能で再現性のあるモデル構築を目指すとする。

また、同ラボの芝田真理子氏は、自身の出産後の経験から、適切な支援に辿り着く難しさを実感してきた当事者の視点を共有。専門性とテクノロジーが結びつくことで、より多くの人にケアを届けられる可能性に期待を寄せた。

孤立を防ぎ、回復を社会の力に変える

SOCOは、産後女性が抱えやすい身体不調や孤立といった課題に対し、専門家によるオンラインプログラムを提供してきた。自宅にいながら安心してケアを受けられる環境を整え、女性が自分のペースで回復し、育児や社会復帰へ前向きに踏み出せる状態をつくることを目指している。

今回の共創は、こうした取り組みをより広い社会基盤へと接続する挑戦といえる。専門職の知恵をAIで拡張することで、支援の質とアクセスの両立を図る。その実証は、産後ケアの在り方に新しい標準を提示する第一歩となりそうだ。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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