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防衛及びセキュリティプロダクトの開発・提供を行うスカイゲートテクノロジズ、約10億円を調達 安全保障領域の課題解決を加速

防衛及びセキュリティプロダクトの開発・提供を行うスカイゲートテクノロジズ、約10億円を調達 安全保障領域の課題解決を加速

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防衛及びセキュリティプロダクトの開発・提供を行うスカイゲートテクノロジズ株式会社は、第三者割当増資による約10億円の資金調達を実施した。引受先には、ジャフコグループ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、りそなキャピタル株式会社など4社の新規投資家が加わり、既存投資家である株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、株式会社ジェネシア・ベンチャーズと合わせて計6社が参画。同社は本格的に事業拡大と技術開発を加速させる。

防衛テックが担う日本の「存続可能性」への挑戦

「存続可能性に関する課題を解決する」をミッションに掲げるスカイゲートテクノロジズは、防衛およびセキュリティ領域に特化したプロダクト・サービスを展開。とりわけ、国際情勢が急速に悪化するなか、日本政府が打ち出した国家防衛戦略や防衛費の大幅な増額(2022年度の5.4兆円から2025年度には8兆円超)を背景に、防衛テクノロジーへの注目が高まっている。

同社は2025年、航空自衛隊から「宇宙システムにおけるセキュリティ標準ガイドライン作成」の事業を受注。今回の調達資金は、防衛・セキュリティ分野における技術開発と事業拡大に活用される予定だ。地政学的リスクとテクノロジーの融合が進む現代において、脅威は従来の戦場にとどまらず、宇宙・サイバー・電磁波といった見えない領域にも拡大している。これらを正確に捉え、迅速に対応するためには、ソフトウェアを中心とした“防衛テック”の存在が不可欠だ。

スカイゲートテクノロジズは、元防衛省・自衛隊出身者とテクノロジー人材が結集した少数精鋭のチームによって構成され、センシング、AI、セキュリティといった先端ITの防衛分野への統合に挑む。

各社からの期待と支援の声

今回の出資にあたって、各投資家からは以下のような期待の声が寄せられている。

  • ジャフコ:「防衛とテクノロジーの両面に通じた稀有な会社。今後、日本のDefenseTechをけん引する存在になるだろう」

  • 慶應イノベーション・イニシアティブ:「創業当初からミッションに共感。日本社会への貢献を強く期待する」

  • ジェネシア・ベンチャーズ:「粟津氏との出会いから2年。日本に必要なソフトウェア基盤を共に築いていく」

  • 三菱UFJキャピタル:「粟津氏のリーダーシップのもと、安全保障の中核を担う存在に成長すると確信した」

  • SMBCベンチャーキャピタル:「複雑な防衛領域に挑む精鋭集団。リソースを活用し事業成長を支援する」

  • りそなキャピタル:「防衛を超えて、地域・社会の課題解決へ。未来をプラスに導く存在だ」

防衛テックの未来 日本発の挑戦

代表取締役の粟津昂規氏は、「自衛官とスタートアップの経験を通じて、社会の安全と安定に寄与するテクノロジーの重要性を痛感している」と述べ、「今回の調達は市場からの信託と受け止め、誠実に挑戦し続けたい」と意気込みを語った。防衛産業へのスタートアップの参入は日本では未だ少数派だが、その領域に風穴を開け、防衛・セキュリティとテクノロジーを接続する先駆的存在として注目される。今後、同社がどのようにして「存続可能な未来」を構築していくのか、その動向に期待が集まる。

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

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  • 後藤悟志

    後藤悟志

    • IT企業
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  • 後藤悟志

    後藤悟志

    • 株式会社太平エンジニアリング
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