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VISITSが総額約22億円調達 | 官公庁及び大手60社と共同でイノベーションテックの研究開発を加速

VISITSが総額約22億円調達 | 官公庁及び大手60社と共同でイノベーションテックの研究開発を加速

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VISITS Technologies株式会社は、未来創生2号ファンド、株式会社電通、第一生命保険株式会社、グローブアドバイザーズ、パーソルホールディングス株式会社、シニフィアン及び複数の個人投資家を引受先とする第三者割当増資等により、総額約22億円を調達した。累計調達額は約36億円となる。

今回の資金調達により、同社の特許技術でもあるコンセンサス・インテリジェンス技術(以下、「CI技術」)のさらなる研究開発、およびCI技術の社会実装を加速していく。

さらに、官公庁及び大手約60社が参加するイノベーションテック・コンソーシアム(弊社主催、以下、「コンソーシアム」)を通じて、CI技術を活用したイノベーション創発の共同研究を行うと同時に、社会に対するイノベーションテックの普及、啓蒙活動を行っていくという。

■背景

政府が提唱するSociety 5.0で描く未来では、あらゆる領域の知識や情報が共有され、新しい価値を産み出すためのイノベーションがより欠かせない存在となってきている。一方で、イノベーション創発のプロセスが科学的アプローチにより解析され、その知見が世の中に共有される事はほとんどなく、「イノベーションを科学することは不可能である」という認識がむしろ一般的でさえあるように思われている。

■イノベーションテックとは

このような中、同社は「イノベーションは科学でき、誰でも起こせるようになる」というビジョンの下、イノベーション創発の研究開発を行い、「イノベーションテック」という新たな技術分野を確立してきた。具体的には、CI技術を活用して事業アイデアの定量化を行う「ideagram」やイノベーション組織分析エンジン「visiongram」をはじめ、その後の事業性評価に至るまで、イノベーションの創発プロセスをワンストップで科学的にサポートしている。

■コンソーシアムについて

同社は、これまでの研究活動で蓄積した知見の共有の場、さらなる研究活動の場として、官公庁及び大手約60社が参加する「イノベーションテック・コンソーシアム」を2019年4月に設立した。日本がイノベーション大国として再び世界におけるプレゼンスを高められるよう、企業のイノベーション創発を科学的アプローチにより支援していくという。

■今後について

今回の資金調達により、プロダクトの開発体制を強化し、事業展開スピードを加速させる。また海外戦略として、これまでもシリコンバレーとシンガポールを拠点にマーケティング活動を行ってきたが、今後は現地企業とのパートナーシップを強化すると共に、各拠点での人材採用も積極的に進めていくという。

■代表プロフィール

VISITS Technologies株式会社 代表取締役  松本勝氏

東京大学大学院工学系研究科修了後、ゴールドマンサックス入社。株式トレーダー、金利デリバディブトレーダー(ヴァイスプレジデント)を経て、2010年、人工知能を用いた投資ファンドを設立。2014年にはVISITS Technologiesを設立し、人のアイデア創造力、目利き力、アイデアの価値を独自の合意形成アルゴリズムにより定量化する特許技術「ideagram」を開発。シリコンバレーと東京を拠点に、世界中の社会課題とそのソリューションの可視化を、独自のマイニング技術とブロックチェーンによりリアルタイムに実現する研究を行っている。元文部科学省委員。2010年、アームレスリング全日本選手権優勝。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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