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バカン×JR東日本、上野駅で混雑状況の“見える化”実証開始——AIとサイネージで待ち時間をリアルタイム配信

バカン×JR東日本、上野駅で混雑状況の“見える化”実証開始——AIとサイネージで待ち時間をリアルタイム配信

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「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションに掲げる株式会社バカンは、JR東日本と連携し、JR上野駅にて混雑緩和を目的とした実証実験を2025年7月より開始した。混雑情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」を活用し、駅構内の「みどりの窓口」(中央改札の内外2か所)および「指定席券売機」の合計3か所で、AIによる混雑検知と待ち時間のリアルタイム配信を行っている。

サイネージや専用Webサイトを通じて、利用者は現在の混雑状況を即座に確認できる仕組みだ。これにより、駅利用者の利便性と満足度の向上、そして混雑緩和による待機時間の短縮が期待されている。

混雑しやすい上野駅で実証——背景にある課題とは

今回導入されているのは、混雑情報を検知・配信する「VACAN AIS(バカン アイズ)」というシステム。駅構内に設置されたAIカメラが行列の状況を把握し、加えて立札型センサーで窓口の稼働状況を取得。これらの情報をもとに、自動的に待ち時間を計算・配信している。

待ち時間は、駅構内に設置された3か所のデジタルサイネージに加え、Webサイトでも確認可能。日本語のほか英語・中国語・韓国語にも対応しており、インバウンド客への配慮もなされている。

混雑抑制プラットフォーム「VACAN」とは

「VACAN」は、カメラやセンサーなどのデバイスから取得した情報をもとに、空間の混雑状況をリアルタイムで検知・配信するバカンのプラットフォーム。設置場所に応じた最適な検知方法と配信チャネル(サイネージ、Web、アプリなど)を組み合わせることで、商業施設、駅、公共トイレなど多様な場面で活用されている。

今回の取り組みは、バカンが手がける「混雑・人流マネジメント」や「施設・エリアマネジメント」サービスの一環であり、公共交通分野への応用に向けた重要なステップとなると期待される。

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

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